Lovin さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
観た感じ
■情報
{netabare}製作・原案・設定:CAPCOM
監督:杉井ギサブロー
脚本:今井賢一、杉井ギサブロー
制作:グループ・タック
時間:100分強
主題歌:「愛しさとせつなさと心強さと」
by 篠原涼子 with †.komuro
挿入歌1:「CRY」
by BIG LIFE
挿入歌2:「傷つきながら熱くなれ」
by アルフライラ
ED:「GooD‐LucK」
by 篠原涼子 with †.komuro
{/netabare}
■感想
知識:原作ゲームプレイ済
鑑賞:動画
概要:はぐれ格闘家旅情編
成分:拳、拳、拳
設定:大男と闘う大男は…
{netabare}観始めても途中で寝落ち、そんなことを3回繰り返した作品。ここでレビューを終っても十分伝わる一文が書けたと思うが、余りにもアレなので追加しておくと、3回目の寝落ちは半分以上見た後での話ではある。これでほぼ完璧なレビューになったと思うが、流石に未だ足りないと思うので幾つか書いてみる。
制作は1994年、作中のラストに「ハリウッド版STREET FIGHTER」が1995年春にCOMING SOONとの告知が有る。余り新しくないので現在の無数にある作品と比較するのが間違っていることは理解している。だがそれ以上の何かを記しておきたい。
先ず、主張が強いキャラが多すぎる。ゲームでは開始時にキャラを選択するスタイルだからそれなりに主張するキャラにデザインされていてもおかしくはない。だからそれをそのままアニメに持ってきても、各々が一匹狼的に描かれているので纏めるのには苦労すると思う。なのにゲーム版ストリートファイター2には登場しなかったと記憶しているキャミィまで登場させているので、一人辺りに裂かれる時間的リソースが少なく「これで終り?」と思ってしまう。十分描かれていると思うのは主人公であるリュウ、ライバルのケン、恨みを晴らすべく動くガイル、ラスボスであるベガ、まあこの辺だけだと言えるだろう。
一人ずつ書いていくと最初はやはりキャミィだろう。{netabare}初登場時に暴れまわるのだが、これはベガに洗脳されているから。その後他キャラの会話に名前は登場してもキャミ-自身が活躍することは無い。あの衣装はなかなかなのに勿体無いでしょう。因みにキャミィは英の特殊工作員らしく、MI6辺りに所属しているのではないだろうか。{/netabare}
次は春麗だ。{netabare}春麗の所属はわからないが、インターポールと共に活動していた。作中では生まれたままの姿でのシャワーシーンが描かれていたが、そこにベガの手下で有るバルログが登場して格闘家としての一戦を交える。男女の一線を越えるわけでは決してない。後半はその一戦で負った傷の養生で殆ど登場しない。だが何時そうなったのかわからないが、春麗はガイルみたいなのが好みらしく、いちゃつくシーンが描かれていた。{/netabare}
あとはおっさんばかりなので詳細を端折るが、{netabare}エドモンド本田はダルシムの、ザンギエフはブランカの咬ませ犬で、エドモンド本田以外はそれっきりだった。バイソン、バルログ、サガットはベガの手下で、バイソンはまともな戦闘シーンがなかった気がする。サガットなどリュウに借りが有るのにベガから「バイソンとキャミィを始末してこい」と命令され立ち尽くす、というのが最後のシーンで哀れだと感じた。{/netabare}
最後はベガというおっさんなのだが、{netabare}こいつだけ別にしたのは、最初は大物感を出していたのにラストで負け犬の遠吠えを見せて小物で終っていったからだ。いや実際吠えるわけではないのだが、「それをやっちゃ小物でしょ」って足掻きを見せたので、これは特筆しておくべきと考えた次第で。{/netabare}
格闘シーンは良い意味でも悪い意味でも普通。特別動くと言うわけでもなく特別動かないと言うわけでもない。
メインキャラのキャストは俳優が務めており、リュウは清水宏二朗、ケンは羽賀研二、春麗は藤谷美紀、津嘉山正種、フェイロンは船木誠勝、ベガは日下武史、声優ではナルシストのバルログに塩沢兼人、バイソンに中田譲治、ブランカに石塚運昇、イライザ(誰?)に鶴ひろみ、老人(何処の?)に大塚周夫、というそれなりに豪華なラインナップと言える。
余程ストリートファイターのキャラに固執する方にはお薦めできるかもしれないが、私のように多少ゲームをプレイしたことが有る程度の認識の方には難しい。
{/netabare}
■蛇足
{netabare}この作品を棚に送る際、上部検索ボックスに「ストリートファイター」と入れたが、
三番目の候補を「ストリートファイター2ERO」と読み気が動転した。
これは「2ERO」と「ZERO」を読み間違えたというヲチである。
{/netabare}