rFXEy91979 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
希望を経ての「絶望」がより増大する待望の2期!!
#26「獣の巨人」
{netabare}壁の内部に潜む巨人と突如襲来の無数の巨人。ミケ分隊長の凄惨な死と四年ブランク物ともですね。まあ昨今のアニメにしては続編までが長すぎたので、如何せん鬱度合いと衝撃度合いは控えめかと。とはいえ”これぞ進撃”だと思い出させる瞬間ばかりで、もう一度あの衝撃を味わえそうで期待してます。
唯一不満があるとすればニック司祭を問い詰めるハンジさんのセリフが減った。そこの部分だけですね。あそこからの”怖いなあ……”はホント打ちのめされたので……。{/netabare}
#27「ただいま」
{netabare}救いのある”ただいま”と絶望しかない”ただいま”で見事に上がって下がったりです。まあ進撃らしいですが(どんよりしちゃうクリフハンガー多いからね。このアニメは)。ニック司祭も加わったエレン一行もいよいよ調査。徐々に本番間近ですね。まだまだアニメは溜め回ぽいし。
それにしても南方からの巨人襲来は謎すぎる。サシャとコニーの故郷の被害が何故ああも異なるのか。ウォール・ローゼで何があったか、あまりに訳が分からすぎる。そこの謎を果たしてどこまで、アニメは追随してゆくか?{/netabare}
#28「南西へ」
{netabare}遂にアニメ『進撃』に欠かせぬメインテーマ曲「Atˈæk 0N Tάɪtn」が狼煙を上げて鳴り出しました!!謎は解けず、恐怖は継続。衝撃的な新事実に巨人が夜でも活動開始。序盤の巨人の”た・だ・い・ま……”時点で超怖かったのに、ゲルマさんの”狂いそうな静寂への恐怖心”でもうライフボロボロですよ。まさに「真綿で首を絞める」。スタッフ、とにかく巧すぎです!!
さてここから進撃2nd、開始のゴングがなったようで、鎧の正体、後の裏切り、どう描くか楽しみです!!!絶望しか見えぬ世界こそ、まさに『進撃の巨人』ですから!!!!{/netabare}
#29「兵士」
{netabare}死に際の断末魔は相変わらず悲しいですし(1期1話のエレンの母ちゃんの「行かないで……」に及ばずとも)、不協和音は加速の一途で、謎はまたもや増し続ける。もう光明はるか遠くな気分すら味わいましたし、獣の巨人の遠方攻撃、あれのまあ腹立たしいこと。
でも今回ようやく”夜明け”と”対抗手段”が来ましたね。ライナーの回想パートで誰かを喰った一匹の巨人、その巨人と瓜二つな変異を起こしたユミルの行動。死なずに済むって安心できても、謎のせいで安心できない。どっちつかずなこの感触、やはり面白いですね(『進撃』は2期になっても、クリフハンガーが絶妙ですね)。
今回エレンは主役なのに、一切出番ナシでしたねw果たして次回は出番あるか?なんか最後にそれだけ追記(苦笑){/netabare}
#30「ヒストリア」
{netabare}死にたがりで本音を隠して良い子でいたいクリスタの、化けの皮を剥がすことに命をかけたユミルの覚悟。それが一体どれ程なのかは本人だけしか知れないけど、ユミルにとってクリスタが”希望”なのは確かかも。
そしてユミルがクリスタの”希望”へ変わったBパート。決意の巨人化能力を、決意と本音で返した場面はこっちも見てて嬉しくなったし、人の成長を感じました(1期ほどの熱気はまだ抑え気味な気がするけど)。やっと静かな進撃2期も遂にユミルを描いてくれて、次はいよいよPVにもある、二人の”裏切り”回ですね。あとWITはCGぽさを出さないアニメを作るのが巧い!
{/netabare}
#31「戦士」
{netabare}2期断トツベスト回(ちょっとCGバレ場面が頂けないとこはあります)。台詞回しもゾワッと来るほど、巧妙で絶妙ですし、編集も緊張感もとにかく冴えに冴えまくってる!この鳥肌、痛みの気迫、まさにこれぞ『進撃の巨人』!!うちの弟がべた褒めするのもそりゃそうだと納得ですわ!!!
今回遂にライナーの主役回に来ましたね。正気と狂気の間を彼は3年間も行き来しすぎて、情が湧いてエレンへ対してまずは故郷へ誘うという、憎み切れない微妙なラインゆえの情けが出ましたね。その場面の芝居ですが、とにかく静かで圧倒的です(細谷さん、上手すぎです)。それにエレンの言うように人を騙せる器用さも巧妙さもないライナーは良くも悪くも真正面で人と向かい合いすぎる。ゆえに自分が思う以上の罪悪感で潰されて、もう人格保つのすら、苦痛なんでしょうね。だからこその泣き言を告白するライナーに面食らうアルミンの顔は共感しかないです。壁を壊した張本人の発言らしからぬですからね。
ちゃんと次回はリアタイで見よ。見逃したくないからね。{/netabare}