pister さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
なんか居丈高
日常系は嫌いではないのだけど、どうしてもそのうち見逃す回が発生してそのまま見なくなってしまうことが多いです。
嫌いじゃないんですよ?
幸いニコ動で配信してたおかげで脱落することなく最後まで見ることが出来ました。
とはいえ、オープニングの時点からな~んかイヤな予感がプンプン…。
あいや、イヤな予感そのものはいいんだ、それは言い換えれば“違和感”であり、それで興味を引いて納得のいく解説を最後の方でポンと挟んでくれればフックとして上出来だし。
が、最終回まで見てその違和感の正体が判明し「ああ…」とガックリくることに。
{netabare}この作品のテーマはドラゴンと人間の共存ってことになるのだろうか。
そうであるなら…OPで人々がクルクル回りつつ空飛ぶのは大失敗かと。
ドラゴンと違って空も飛べず地を這いつくばってあくせくと日々の糧を得なければならない、そんな人間を「けど、悪くないよね」と言わせたいのであれば人間に不可能なことを描くのはなんか違う。
出来ないことも含めて「それも特徴」として受け入れる、もっと言えば「飛べなくたっていいじゃない」という姿勢とは真逆。
そんな姿勢で共存とか言われても…二枚舌というか偽善っぽく感じてしまう。
OPの件はあくまで明確に言い表せる氷山の一角で、作品全体からそのような空気は常に感じた。
他の方の感想で説教臭いというのがあったけど、「お前(偽善者)からは言われたくないよ」って感情が説教臭いという言葉になったのではなかろうか。
「アニメを作るには何かテーマ掲げなきゃ」と気負ってしまい、そのテーマを扱うのに一番必要な人間が好きか?な部分を見落としたまんま書き上げてしまったかのよう。{/netabare}