scandalsho さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
『王道の』冒険ファンタジーは面白い!
ゲーム未プレイ。
冒険ファンタジー『神撃のバハムート」第1弾。
【はじめに】
最近は『王道』=『テンプレ』と称して、忌み嫌う方も多いように感じる。
しかし、この作品を見て改めて思ったこと。
やっぱり『王道の』冒険ファンタジーは面白い!
冒険ファンタジー好きの方には、安心してお勧めできるレベルの作品。
【物語】
王道の冒険ファンタジー。
壮大な物語が、全12話に上手くまとめられている。
お調子者の主人公・ファバロ(賞金稼ぎ。父は生前、盗賊ギルドの頭領だった)
元貴族の賞金稼ぎ・カイザル(騎士の誇りにこだわる、主人公を父の敵だと思っている)
母親を探す、片翼の悪魔のヒロイン・アーミラ(世間知らずで食慾旺盛)
年を取らぬネクロマンサー・リタ(町医者の娘)
この4人が物語の中心。
バハムートの復活を望む「悪魔」と必死にバハムートを封印し続ける「天使」という構図の『捉え方』が評価の分かれ目か?
{netabare}私には、あの手この手で攻め込む悪魔に対して、バハムートの封印をし続けるのみの天使が物足りなく感じられた。
もう少し、悪魔と天使の小競り合いとかあっても良かったかな?{/netabare}
【作画】
とにかく綺麗。動きも滑らかで見やすい。
【声優】
主人公・ファバロ役の吉野裕行さんは、こういうお調子者の演技は最高だと再認識した。
SHIROBAKOのタロー、グリムガルのランタ・・・。
物語の冒頭は視聴者を少しイラつけせ、物語の後半には視聴者を引き付ける名演。
【音楽】
OPは壮大で雄大な、EDは少し切ない名曲。
物語の世界観を上手く表現していると思いました。
【キャラ】
何と言っても評価したいのはネクロマンサーのリタ。
何を、どうして、主人公たち一行と行動を共にしているのか?
上手く説明できる人、いらっしゃいますか?
理由はよく分からないけど、何故か自然な形で主人公たち一行と旅を続ける不思議な少女(?)
最後の最後まで主人公たち一行と行動を共にし、大活躍する好キャラ。