ぶたどん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
約束された面白さ♪
シーズン6、昨今こんなに長い間支持されて、長い間一定の面白さを描き続ける作品は、深夜アニメだとこの夏目友人帳のみと胸を張って言える作品ですね
妖かしや幽霊といった魑魅魍魎が見えてしまうことで、他の人から冷ややかな目線や態度を幼少期から受けていた夏目貴志が、祖母の遺品である友人帳(=妖かしの名前が書かれている手帳で名が書かれている妖かしを付き従えることが出来る。)を手にすることで、妖かしや妖かしを祓うことを生業としている祓い屋から、付きまとわれるようになる。しかし、祖母にお世話になった妖かしらの手助けにより、夏目少年は今まで感じたことのない妖かしへの気持ちや、彼らを祓う祓い屋の強引な手法に疑念を感じ、それらと向かい合い、様々な思いが生じていく。
シーズン6【6期】では、祓い屋の中でも一番の親友である名取さんに友人帳の存在を打ち明けるべきかどうかで悩む夏目少年の葛藤が描かれていました。比較的妖かし達と融和的な形で付き合うことが多い夏目少年と、払い事を家業、ビジネスとして、妖かしと向かい合う名取さんの間には、妖かしに対しての考え方で違いがあるのは当然であり、しかし友人である名取さんにこの事を秘密にし続けることの難しさに直面する内容でした。
夏目少年の過去を見ると、酷い大人も沢山いる世界ですが、少年が手にした祖母の遺品を、大人が寄ってたかって取り合うのでなく、サポートしていく物語であってほしいですが、難しいのでしょう、しかし、名取さんだけでも彼に手を差し伸べてくれる存在でい続けて欲しいですね!
そんな気持ちにさせられる物語でした。