ガムンダ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
設定が大渋滞 期待したほどではなかった
ある現代人がある理由で異世界に飛ばされて、そこで軍人として生きる話。
一応概要としてはこんな感じですが、色々設定テンコ盛でそれだけではないです。
ストーリーの軸がどこにあるのか測りかねますし、主人公の行動動機もイマイチ合点が行きません。
あるレビュアーさんが、「自分が頭悪いのか意味わからん」的な事を書かれていて、私も全く同じ事を感じました。
と言うかなんか初期の段階で考察するのがメンドクサくなりました。
自分を飛ばした主を「存在エックス」と勝手に呼称しまして、運命に抗う様に戦う姿は「ベルセルク」の様であり、主人公幼女のキャラデザや性格は「銀英伝」のラインハルト(少年期)に似ていてますし、暗たんたる世界観は「進撃の巨人」みたいでもあります。
最初は飛ばされた先で現代人の思考法や知識を生かす話かと思いましたが、そうでもなく(そうだったら面白かったのに)途中から完全に架空戦記一色になります。
飛ばされた先のモデルは皆さん第一次大戦期のドイツと書かれていますが、状況はむしろ第2次大戦期に近い部分もあり、兵器類も時代ごちゃ混ぜな上にそもそも主人公達は魔法で戦います。
このあたり、普通に戦闘機じゃ何故ダメだったの?
想像を絶する新兵器も唐突に都合よく登場しますから架空戦記シミュレーションとしてもまったく成立しません。
「銀英伝」の様に兵器の性能がある一定の範囲に収まった上で戦略戦術を論じないと意味無いす。
考えた所でどうせ反則級の新兵器や、予想を超える魔法が登場しますから、架空戦記的な楽しみ方も出来やしません。
考えても無駄なのでただ劇画的にポテチ食いながら中二バトルを眺めるしかありません。
この辺の感じは「蒼き鋼」にも通じるものがあります。
それでも最初のうちは少し楽しかったんですが、どうも中盤から単調で・・・。
途中で考えるのをやめましたが、どうやら深い意味など多分無いです。
私は魔法バトルが苦手なので、評判ほどには楽しめませんでした。