anime さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
結構本格的
幼女の主人公が軍隊を率いて大活躍するお話。シリアス系本格ミリタリー作品。
第二次大戦のイメージに魔法を加えた異世界を舞台とした本格的にミリタリーなストーリーもさることながら、主人公以外は基本おっさん軍人ばかりで、可愛らしい声でシリアスにそいつらをしごきまくるというような設定がなかなか新しいと思った。
部下のセリフに「あの声ですごまれても・・」みたいなのもあったが、まさにそう言いたくなるような声の役者さんが抜群の演技をみせている。
また、上官との食事で子供用の高椅子に座っていたり、作戦会議で地図を指差そうとしても背が小さくて届かなかったりといったことに何のツッコミもいじりもなくあくまでシリアスに展開していく作りにはかえって和んでしまうものがあり、何気にこの作品の魅力の一つと言ってもいいのではないかと思います。
あと、主人公の背景と「存在X」のことを第2話になって視聴者に知らしめるといった作りにも素直に引き込まれた。この主人公の見た目(幼女)と内面(おっさん)のギャップや、人間と悪魔の両面性に魅力を感じるいいきっかけになりました。
ラストは今後につながる形でいい感じにまとまっていたので、またTVアニメで続きを見られればいいなと思います。