退会済のユーザー さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
もう見ていてハラハラ、ドキドキ感は「黒ひげ危機一髪」並・・・
中学三年、クラス替えで今まで面識のなかった安曇小太郎と水野茜。お互い意識しだした二人は「超」内気。そんな二人の日常をゆっくり流れる静かな時間。「あの監督」みたく、丁寧に描かれた学校や街並みの風景&日照角度の使い方。明るくサッパリした恋愛モノが好みの方には向かないかもしれませんが、私はこんな落ちついた感じって結構好きです。
{netabare}
1話ではファミレスで偶然鉢合わせの安曇家・水野家。小太郎と茜はまだ全然親しくして無いのにクラスメイトというだけで親同志が勝手に社交辞令って、大人としては当たり前でも「内気」な小太郎と茜にとってズケズケと他人に気安く話かけるのは自分たちが「曝し者」にされてるような気がして恥ずかしかったのでしょうね。「親心、子知らず」とは言いますが「子心、親気付かず」といったところでしょうか?
やがてお互いを「好き」と認識しあった小太郎と茜。交際は学校内では秘密。内気で臆病な二人のやり取りは当然ギクシャクして、たまに苛々ときますが仕方がないことなんですね。共に何をしたらいいのか全然わからないんだから(それも「初恋」)。
願わくば静かに見守りたいところですが、世間も人生も監督・シナリオライターもそんなに甘くないようで「当然」横槍シチュエーションが待っていると思うと辛いですね。 今のところ、
・茜と同じ陸上部の比良拓海は茜に片思い(小太郎と茜の関係は知らない)
・茜の親友、西尾千夏が小太郎が好きとLINEで茜に告白(小太郎と茜の関係を知っててやったのか?知らずにやったのか?)
さらにクラスの友人たちに交際がバレて本人たちの望まない「無神経な応援(ひやかし)」の餌食にされないか心配で心配で・・・(通常生徒とは違い引っ込み思案な子はものスゴ~~~ク繊細でナイーブなものです)
そんな感じで茜と小太郎・二人の関係が壊れやしないかと毎回ヒヤヒヤしながら見てます。
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【視聴終了】
恋も愛も安売りされてる昨今、見栄やステイタス、打算でカップルになるのが日常化している中で、変に誇張し過ぎない「純愛」モノとして良いものを見せていただきました。
「言葉で話せない」からLINEでやりとりするという現代流の恋愛としては面白かったですし上手く表現してくれたと思います。
リアリスト達からは鼻で笑い飛ばしそうなオチでもいいじゃないですか。見終わって幸せな気持ちになれるなら、それに勝るものはないのだから。
ほんと~~~~~~~に最後までヒヤヒヤさせられました。{netabare}{netabare}{netabare}
茜の「(好きなのに怖くて怖くて)不安」が爆発して、気まづくなったりもしたけれど・・・最高にドラマチックにまとめてくれてよかったです!
小太郎「好きな人が自分を好きになってくれるなんて」
茜「奇跡だと思った」
EDは各話のEDにあったLINEのやり取りの答え合わせ。まさかのサプライズに感激です!
茜ちゃん、小太郎君、オメデトウ!そしてありがとう。
久々に(嬉しくて)泣かせていただきました。
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