退会済のユーザー さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
2017年春アニメ・シチュエーション被り② なんか惜しい!
「(ワケあり)スチャラカ男と堅物ヒロイン」として今期被ってる「武装少女マキャヴェリズム 」と違いファンタジー系。
「正義の魔法使い」に憧れて帝国宮廷魔導士団になったグレン・レーダス。「ある事件」がきっかけで魔導士団を辞職して引きこもりに。
師匠であるセリカ・アルフォネア(見た目より、かなり高齢らしい)に無理矢理「アルザーノ帝国魔術学院」の非常勤講師にさせられるもダラけた講義に生徒たちはブーイング。特に生真面目なシスティーナ・フィーベル(女生徒)はグレンに突っかかっることは日常茶飯事。でも何だかんだで事件が起きると一番頼りになるグレン。そんな彼らのファンタジー魔法学園もの(ラブコメ有り)といった感じでした。
1話~3話まではイイ感じっだったのに・・・・
時間が無かったのか?よほど急いで「普通に見れる範囲」で作ったのか?世界観の美術設定が甘かったように思えます。
「ファンタジーだから、こんなもんでいいだろ」的なテンプレ設定を踏襲してるかのような気さえ感じました。
・普通に見れてはいるが、浮いたような背景。見方によってはチープに。
・定規で図ったような真っ直ぐすぎる樹木や俯瞰背景に違和感が。
・黒板の文字が大体「日本語」って。(なんかナメてるような・・・)
・魔術競技祭の競技場。大きさ・広さが判りづらいと思えました。
競技待ちの生徒はずっと立ちんぼなのだろうか?(ヒロアカでさえ参加生徒席があったのに)等々…
作画の方も回を重ねるごとに「作画監督」がどんどん増えてゆき(最大13人)「総作画監督」も大変だったろうと思います。安定したスタッフを集められなかったのだろうか?(恐らく納得できなかったことも多かったのではないかと)
「変」に良過ぎたり、「変」に動きが固かったりとバラツキが激しいように思えました。
そして絵コンテも力量不足の様な気がします。ラノベ原作ゆえ「想像力」が試されると思うのですが、納得のいかないカット(見せるべきところを上手く見せずに簡潔に済ませすぎ)が多かったせいで面白味が減少してるのでは?
痒い所に手が届かない感じです。
そんなこんなで「時間」も「人材」も無かったせいで「熟考したアイデアやデザイン」が出来ず、駆け足で仕上げたような作品になってしまったように思えます。
本当の「ロクでなし」はグレンではなく実は・・・・・・なのかもしれません。(笑)
ストーリーネタもキャラも女生徒の「へそ出しミニスカ制服」も良いだけに
残念な仕上がりになったことが惜しまれます。禁忌教典(アカシックレコード)もハッキリ解らずじまいだったし・・・