タケ坊 さんの感想・評価
1.8
物語 : 2.0
作画 : 1.0
声優 : 1.5
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
度肝を抜く幼稚さとチープさ
いや~、参った。
世の中何がヒットするか分からないもんですね。
※以下酷評につき好きな人は読まない方が良いかと。
この作品はスルーしてたんですけど、何故か流行ってるらしく、
キャッチさせて頂いてる方の評価も上々なようで、
気になって観させてもらいましたが...正直何が面白いのか理解できませんでした。
正直最初の5分で無理やな、と思いつつなんとか頑張って1話観終えましたけど、
体感1時間くらいに感じました。
俺は一体何を観ているんだ...と言う気分に。。
その後は流し観でなんとか完走したものの、やはり自分に合わないものを観るのは時間の無駄。
とにかくあらゆる要素がチープ過ぎて観てて苦痛を感じるレベル。
じゃぁ観るなよ、って言われるとその通りなんですけど、
視聴断念したものには3点しか付けないので、点数を付けるにはやはり最終話まで観ないとダメかなと思いましてね。
まぁヒットしてる理由を知りたくて観たわけで、以後こういうことは無いと思います。
物語としては、他愛ないロードムービーが主で、11話~最終話どうなるのかが、ちょっと気になったくらいのものでした。
SFミステリー的な要素、考察出来る所がちょいちょいあるとはいえ、
これ言い換えれば単に説明を省いているだけで、結局殆ど疑問を感じる部分は明らかになってないんですよね。
キャラへの萌え要素が人気に一役買っているというのは明らかでしょうが、
個人的にあのキャラデザインと動きでは上級者向けすぎて萌えを感じのは厳しい。
癒やし...う~ん、これも「のんのんびより」とか「ふらいんぐうぃっち」なら解るけど、
一話一話の体感がとにかく長く感じて退屈。
それもそのはず、キャラの台詞が幼稚過ぎて恥ずかしく、
観てるこっち側もそのレベルに合わせないとダメでしょうから。
とにかく思考停止状態でアホになってボケーッっと観る、
というより眺めるという作品なんでしょうかね。
「すごーい、たーのしー」って言われても...なんか自分の姪っ子の3,4歳位の頃を見てる感じ。
ある意味衝撃を受けましたが笑
自分はアニメーターが心血を注いで制作した、優れたクオリティーのものを真剣に向き合って鑑賞したいし、
マニア以外の普段アニメを観ない人に自信を持ってオススメできるものが、本当に素晴らしいアニメだと思っているので、
このような作品は自分には完全に相容れないものでした。
☆声優☆
何と言ってもメインの2人とその他新人の演技が下手すぎる。
新人声優の経験を積ませる場所なんでしょうか。。
いったいどういう理由でオーディションに採用されたのかが知りたい。
今期は落語心中に、ACCA、鬼平、3月のライオンなど、
キャスティング、演技に一切隙のない作品を観ていたからか、
とにかく声に個性も無ければ、演技の拙さも非常に気になってしまった。
まぁ新人は大抵B級ラノベ原作アニメとかで経験積んだりってのはありがちですけど、
いつも思うけど、ギャラが通常の半額以下とかなんでしょうかね?
ツチノコ役に小林ゆう、オオカミ役の伊藤かな恵、ヒグマの松井恵理子なんかはさすがにまともな演技...
っていうか、これが通常レベルなんでしょうけど。
☆キャラ☆
キャラが好きかどうかは評価の基準にない自分には、
小学生低学年レベルの会話では、正直何も心に訴えるものがないので、殆ど評価もできない。
ただひたすらに幼稚としか思えない。
☆作画☆
自分はどっちかというとCG寛容派ですが、チープでカックカクのこのレベルではさすがに厳しい笑
止め絵もふんだんに使ってるし、ラスボスのセルリアンなんか幼稚園児の落書きかと思える酷さ。。
背景も手抜き感満載で、キャラが背景から浮き出てる始末笑
どっかの専門学校の生徒が集まって趣味で作ったんですかね!?ってレベル。
どんだけ低予算なんだ。。
滅多に付けること無いけど、この作品よりレベルの低いものを見たこと無いから☆1でも妥当かと。
☆音楽☆
OP、EDはまだ良いとして、作中BGMのクオリティーが...市販のソフトで素人が作ったようなチープさ。
しかもパターン数かなり少ないし、どんだけ使いまわしとんねん。
ただ、BGMのバリエーションが少なくチープではあるものの、ほのぼの感だけは伝わったので悪くはないんだけど。
この作品狙って作ってたら恐ろしいな、と観ながら思ってましたけど、
視聴後調べたら制作側もヒットすると思ってなくて当惑している、っていうのを聞いたんで、
やはり狙って作った訳じゃなく、B級以下を自認して作ったんですね。
まぁそれが結果的に功を奏して、奇跡的なヒットに繋がったんでしょうけど。
コスパ的には本当に優れたアニメと言えるでしょうけど、
他の制作会社のアニメーター達は心穏やかでは居られないんじゃないでしょうか。