KBDK さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
映画館で観る価値あり
四畳半神話大系以来、湯浅監督と演劇界の鬼才上田誠脚本のタッグ。
森見登美彦の文章を鮮やかに軽やかに画として起こしていく様に湯浅監督の天才を再認識させられました。
テンポ感も非常に心地よく、原作のリズムを損ねることなくアニメとして楽しめる構成になっていたのは上田誠脚本ならでは。笑い所も非常に多く劇場では時折声ありの笑いも起きていました。
大島ミチルさんの音楽も素晴らしく特に終盤の「先輩」の脳内妄想が暴走する場面は音楽と相まって素晴らしいシーンになっていました。
宣伝で押されていた星野源さんの芝居も「先輩」のハイテンションな屈折ぶりを見事に表現していて素晴らしかったです。
「画を動かすもの」根本的な意味での「アニメーション」として本当に完成度の高い作品だったので是非是非劇場で観て頂きたい作品です。