ようす さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
運命は私達の中にある。ただそれを見つめる勇気を持てばいいだけ。
2012年公開。
ピクサー製作のコンピューターアニメーション映画。
人間も背景も、もはやアニメと呼んでいいのかわからなくなるぐらい、
リアルで細かい動きが再現されています。
もう半実写映画だよね。
まるで人形劇を観ているような感覚です。
90分程度の作品です。
● ストーリー
弓矢を使い、馬で自然の中を駆け回る自由を愛しているメリダ。
しかし彼女はダンブロッホ王国の王女でもあり、
王位継承者としてふさわしい大人になるよう、
母から厳しい指導を受けていた。
礼儀作法、そして結婚…。
自由を抑圧する母とケンカをして
家を飛び出したメリダは、
森の奥で魔女と出会う。
そして願う。
「母親を変える魔法がほしい。」
言うことを聞かないメリダに
頭を抱える母親。
自分の気持ちを聞いてもらえず、
自分の運命に不満を持っているメリダ。
そんな母と娘が、
絆を取り戻すためのお話です。
90分としては妥当なボリュームだと思います。
が、ストーリーは正直微妙…。
先の展開が見えやすいので、
子ども向けの作品かと思いましたが、
内容は全体的に暗い。
子どもが見ても楽しめるかどうか…。
母と娘や、家族の絆には
うるうるきましたし、
和やかだったり緊迫したり、
メリハリの波がしっかりあったのもよかった。
けど、観ていると途中からあくびが出る。笑
ラストにたたみかけて盛り上がる山場もあるけれど、
オチが分かりやすいからか、
私の気持ちは盛り上がらなかったなー。
DVDに収録されている短編「月と少年」(約6分)の方が、
この本編よりもずっとロマンチックでよかった!
● キャラクター
メリダは、そこまで大きな特徴のない女の子でしたね。
王女らしくないところが特徴?
でもそんな王女もよくあるような(笑)
メリダも母も、
互いに大事なことに気付いて
変わっていく姿はよかった。
私のお気に入りはメリダの弟たち。
三つ子たちです!!
やんちゃでいたずら好き、
実際にいたら、めまいがしそうな三つ子。笑
はちゃめちゃだけど、
味方につけたときの半端ない安心感。笑
いやーどんな王子になるのか、
将来が楽しみですww
● まとめ
決してめちゃくちゃな流れではない。
むしろ、よくまとまっていて、隙がないと思います。
ただ単に、
ストーリーが面白くなかった(笑)
ひねくれた考えがあるわけでも、
深い教訓があるわけでもないので、
気楽に観れます。
休日にただぼーっと見るのには
向いている作品かも。笑