Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
いのすけ、智秋さん、クギュにみもりん…
この作品の原作は未読ですが、主演「いのすけ」の知らせを受け馳せ参じた次第にござりまする…
いのすけがこの作品で千鳥役をやる事は、「しあわせいのりまち町民」に事前告知があったので視聴を楽しみにしていました。
個人的に特定の声優さんに入れ込むのは、作品の見方が変わる気がするのでこれまでずっと敬遠していました。
索引の良し悪しに声優さんの力は欠かせません…けれど、私の中で作品の好き嫌いは声優さんとは関係ないと整理しているので…
でもリゼロを見て…大天使レムりんに触れて色々圧倒されてから、声優さんに対する見方が少し変わった気がします。
私はきっと片手に入るくらいレムりんの事が大好きですが、レムりん演じたいのすけ…
途中からレムりんが好きなのか、いのすけが好きなのか自分の中で分からなくなりました。
そんな気持ちで視聴を始めたこの作品…随所に千鳥の可愛らしさが光っていたと思います。
千鳥は伊賀の忍び…ですが、忍びとしての才能以外は、およそ忍びらしくないのが彼女の最大の魅力です。
千鳥と信長…出会いから最高だったと思います。
まだ千鳥が幼い頃…川で溺れていたところを信長に助けて貰ったのが最初の出会いです。
世間では信長が「大うつけ者」と噂されていた頃ですが、既に千鳥は信長の器の大きさを実感していました。
「一人前の忍びになったら、信長様にお仕えしたい…」
そしてその念願が現実のものとなり、物語が動いていきます。
恥ずかしながら、この作品のオープニングで既に涙で前が見えなくなってしまいました。
千鳥が信長に最初に会った時に貰った髪結い紐を常に身に着けているのですが、蓮花さんの歌う「徒桜」をバックにその髪結い紐を千草がそっと触る仕草…これにやられてしまいました。
その仕草から信長に対する気持ちと、貰ったモノを大切にしている気持ちが痛いほど伝わってくるんです。
きっと信長にとってはそれほどのモノではなかったと思います。
でも大切なのは、モノの価値は貰った人の気持ち次第だということ…
そんな千鳥の気持ちをしっかり汲み取る事のできる信長は、千鳥が命をかけて守るに相応しい人物だったと思います。
千鳥が仕え始めた頃から信長が動き出します。
国内の制定に始まり…そしてかの有名な桶狭間の戦いと物語が流れていく訳ですが、その時々で千鳥はしっかり活躍していたんです。
正直そんな歴史は初めて聞いた…というものばかりでしたが、結果的に面白ければOKなんだと思います。
千鳥の活躍は是非本編でご確認頂ければと思います。
この作品…5分枠なのですが、出演されている声優さんが豪華なのも特徴です。
タイトルでも少し触れましたが、信長の正妻である帰蝶はたかはし智秋さん、お市の方にみもりん、そして秀吉の奥方であるねねがクギュ…
ねねのツンデレっぷり…実在したねねももしかしたらツンデレだったのではと錯覚するくらいクギュははまり役だったと思います。
もう流石としか言いようがありません。
そして、この作品は主題歌も大好きでした。
お気に入りは蓮花さんの「徒桜」です。私は発売初日にデジタルミュージックで購入しましたが、私の友人は発売から暫く経ってもCDが手に入らないと言っていました。
でもそれほど人気があるのも理解できます…だってメチャクチャ恰好良いですし、オープニングアニメとの相性もバッチリだったから…
嬉しいのはそれだけじゃありません。
5分枠作品でも2クール枠をしっかり使って描かれていた上、なんと続編まで発表されたのですから…
この作品の魅力にこれからもドップリ浸かっていきたいと思います。