ろだ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
感想
5期になっても今までと変わらない、夏目だった。
優しいだけじゃないけど、優しい。
好きな話について少しずつ感想。
第2話「悪戯な雨」
女の子の妖が健気でかわいい。
人間に流れる時間は妖にとっては儚く残酷に見えたけど最後に救いがあってよかった。
これが5期のひとつの軸にもなっていたようだった。
第5話「結んではいけない」
多軌の家に迷い込んだ妖たちと多軌との話。
2話と同じく、妖と人は本来交わらないというのが切ないお話だった。
多軌のおじいさんの禁術を優しさだと表現した妖がとても優しい。
多軌に心奪われてしまった妖の溢れんばかりの気持ちのこもった詩が純朴でよかった。
第8話「歪みなき世界」
名取さんと的場さんの過去話。
今まで背景があまり語られてこなかった2人の過去が少し分かってよかった。
第10話「塔子と滋」
塔子さんと滋さんの関係が素晴らしい。憧れる。
最後の「それはきっと美しく白く光って見えにくいのね」という台詞がとてもいい。今までそんなものはいないと否定されてきた夏目にたいして、見えにくいという存在を否定しない言葉が優しすぎる。
第11話「儚き者へ」
2話からある人の時間と妖の時間の違いによる儚さ。
「いつか散ると分かっていても性懲りもなく見入ってしまうのだから」という最後の台詞はこのクールのまとめにいい台詞だった。
全体を通してやはりいいアニメだった。