cecil♪ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
将棋を介した対人間、対自分のドラマです
あらすじはあにこれのを見て下さいね。
流れとしては主人公零の家族を失ったトラウマ、養父家族との関係、そして棋士としての苦悩からどう立ち直り成長していくのかを描写しています。
原作がハチクロの羽海野チカ先生なので人間描写はさすがの一言です。
上に挙げた通り零は多くの闇を抱えていて17歳の少年にとってどれだけ重く圧し掛かっているのかは想像を絶します。
その零の内面をメインに描いていますので、テンポがかなりゆっくりに感じました。
そんな零に光を照らし手を差し伸べるのが棋士仲間であり、そして特に重要なのが川本三姉妹です。
いやー癒されました。
3人がそれぞれの癒しを持ってるんですよね。
長女役の茅野さん、次女の花澤さん、末っ子の久野さん、みんな素晴らしかったです。
制作は羽海野先生たっての希望でシャフト、そして新房監督です。
内面を描く作品ですので叙情的、抽象的描写が多いのですがうまくまとまってて
よかったと思います。
2クールでテンポもゆっくりですので、興味のある方はじっくり腰を据えて観る事をオススメします。