アベベ晴明 さんの感想・評価
2.0
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
GBFとほぼ同時期だからけっこー経つね
富野の描いたガンダムから、さらに千年後はどうなったのかを富野が描いたというか、ホンネはそれさえ描ければあとはどーでもいいんだね、という。
そーゆー物語になってない「未来の高速道路」とか「未来の海中都市」とか「未来の宇宙旅行」とかいうアレっすよ。小松崎氏に比べてエログロだけどね。
ヨシケンがキャラ描いてなかったら、それこそこんなもんじゃない惨事となっていた事と思われ・・・
まあ、どんな日本刀の名工だって老境に差し掛かれば目はおぼつかず腕の筋は痩せ耳は遠がちになりそんななか出来上がった一振りを以って「我中曽根虎徹の境地に至れり」などと今までの経験談みたいなものを秘伝として書き終えるや笑顔で事切れ、後の世でその「名刀」を鑑定すると名刀どころか並品にも及ばぬ失敗作だったなんてオチもありますから。
腐敗したって1億のワインは一億のワインだよ。
コルク抜くまではね。
ただし、そんな腐ったワインを物笑いの種にできるのも、
ガンダムという曲がりなりにもアニメ史にしっかり根を張った一大コンテンツの発端がこの御大だからだ。
そこが同じ駄作でもつい先日完結したアレとの決定的な違いであり、もしこれからも富野ガンダムが作られ続けるなら、笑いながら見ていこうとする動機でもある。