STONE さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
行動自体は褒められたものではないが。。。
原作は未読。
登場キャラに関してだが、恋愛とセックスのことばかり考えているような(笑)。
そのため描写も結構きわどいものが多く、規制のない地上波ではギリギリを行っているような
気が。
タイトル通りにキャラの行動だけを取り上げると確かに皆、ろくなものじゃないが、その
行動原理の源である心情も描写されてしまうと、単にクズと切り捨てられない感じ。
そんな中ではダントツのクズっぷりを見せてくれた皆川 茜だが、終盤にあっさり落ち着いて
しまったのはいささか拍子抜け。それまで根っからのクズ振りを見せてくれたわけだから、
鐘井 鳴海にペース乱されたぐらいで変わるとは思わなかったし、個人的にはクズ道?を貫いて
ほしかった。
もっとも「本当の自分を判ってくれる人を見つけた」的ないい話風になっているが、他人からの
評価あっての自分という部分は相変わらずといった感じで、変化はしても成長はしていないキャラと
いった感じ。
一方、主役格である安楽岡 花火と粟屋 麦が復縁?することとなく終わったのは、意外で
ありつつ、個人的には好感が持てた結末。
この二人、これまで他者に依存することでやってきた感が強く、ここで一人立ちするのはいいこと
じゃないかと。
それにしてもつくづく恋愛は相手あってのものだなという当たり前のことを改めて痛感して
しまった。
相手に対して思いが深かろうが適当だろうが、それが成就するか否かは相手次第なわけで、自分の
思いの強さに見合った結果が得られるわけではないのがなんとも辛いところ。
2019/08/12