buon さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
詩的描写 中学生の拙い恋愛小説
この気持ちをどう言葉にあらわしたらいいのだろうか。
ただ ただ
「ありがとう」
と伝えるには足りな過ぎる。
言葉とは、何を言うかではなく
誰が言っているのかが大事である。
その誰かを認識して
初めて意味を成す、言葉が届く、重みが生まれる、想いが伝わる。
過程が存在をつくり
存在が経験を積み上げ
経験が関係を生み出し
関係が言葉を届ける
伝わって良かった。
新しい学年を迎え、文学少年が陸上少女を目に留めたことから物語は始まっていたのだろう。
内気や控えめなどの言葉だけでは彼、彼女を評価はできない。
趣味や部活や興味関心が異なるであろう友人の間で、
彼はとても楽しそうにはしゃいでいる。
2年以上続いているであろう陸上部の仲間たちの中では、
彼女は感情を隠さずに和気藹々とその時間を、その空間を楽しんでいる。
登場人物は皆、大小は違えど、中学生の誰しもが持つ不器用さを携えて
思い悩みながらも時間を過ごしている。
勉強もするし、趣味や部活動に励むし、恋もする。
足を止めることもあるし、感情に振り回されることもある。
安曇小太郎くんと水野茜さんをただひたすらに丁寧に描いた作品で、
特に小説家を目指している安曇くんの独白、
太宰治の小説との語らいは印象的であった。
きっと一番好きな小説家なのだろうが決してその言葉を鵜吞みにはしない。
彼が行動する際のきっかけになったり、
実体験がそれを否定したり、
でもやっぱり好きだから思い悩まされたりと、
小説が彼の中で生きていて、
創作と彼の間柄は、
何か爽やかでありながら濃密でしかし縛ることない気持ちの良い関係に思える。
安曇くんと水野さんはそれぞれに相手を思いやり、
関係を深め、時にぶつかって、それでも分かり合おうとする、
伝えようとするステキな関係である。
こんな素敵な恋愛物語を見せてもらえて、本当に良かった。
ありがとう。
ここ数年の恋愛作品では断トツ好きな作品である。
ただ、若過ぎて純粋過ぎて眩暈を起こしそうになる。
そして羨まし過ぎて、自分の人生と比較し挫折と後悔を与える、
とても破壊力のある作品だった。
Cパートは照れ隠しか、付け合わせ的なあれで、
メインディッシュを程よくするなんかでしょ。
嫌いじゃなかった。
とくにオカッパと悩めるイケメンの話が好きだったなwww
涼子先生とメガネの小話も良かったw
ただ、一つだけ言わせてくれ。
埼玉と千葉の距離ごとき、遠距離じゃねぇよ!!!!!
※二人は中高生だもんね♪
一話感想→{netabare}
2017.04.07 16:23 ★★★☆☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0
【「つつつつ、つき、つき、つきが、き、きれ、きれい、だ、にゃ」】
やめてよしていじめないで過去が苦しいから
カップルなんて嫌いよ、顔も見たくない、ふん!
こう、人のツボやらトラウマやらを自然体で刺激してくれます。
話は良く分からんが、
ショーン節夫と健 康美がイチャイチャする過程を楽しむものと思われます。
ところどころリアリティがあって恥ずかしいやら痛いやら。
あとラインの宣伝です。
こういうの見ると
未成年のときにラインとかない時代で良かったわ。
ポケベルとガラケーぐらいだったからなぁ。
なんだろうね、あの中高の女子の感じ。
男子も男子であれなのだが。
{netabare}トイレは一人で行きたいときもあるだろう!{/netabare}
なんか物語の展開が
{netabare}
健 康美を狙ってる男
健 康美を従えている上流階級
ショーン節夫が投稿
用具係
アイドル本(グラ)
女生徒
{/netabare}
などチラつかせていたので何となく読めなくもない。
私はあの本を何に使うのか節夫くんを問いただしたい所です。
ちなみに健 康美の性格は控えめです。
・・・なんでイケメン友人の髪の色、あんなんなんだろう{/netabare}