北山アキ さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
わがまま以上に怖い思想を感じるけど
原作未読
最後まで観て{netabare}
能力が難しすぎてよく分からなかったが、二度見してまではという感じ。
能力を捻ったプロットの都合で考えているからだろうが。
また、会話が不自然な禅問答に終始して、おまけにいちいちハルキ・ミソラとか、フルネーム呼びとか細部にわたるまでめんどくさいことしてくるので、何を言っているのか?実は中身のあることは何も言って無いんじゃね?何か言ったか?くらいに聞き流す道に流されてしまい、更に理解は遠のいてしまった。
「サクラクエスト」とか現実を背景とした物語の場合は、ちょっとした描写でも現実の文脈と地下水脈まで辿れるから、全部セリフにしなくてもいい。
一方で、この作品はファンタジー=作者の脳内世界なので、そうはいかない。
その設定のさばき方がファンタジーのだいご味であり、難しさなわけだが、この作品はそこを特殊な思想の主人公頼りにし過ぎて、世界観が掴みづらい。
主人公の動物の生存本能を捨て去ったかのような理性主義は好みじゃない。
ちょくちょく「僕だって人間だよ」的なセリフ入れてくるけど、白々しくて、逆に嘘くさくて、正直その嘘臭さ自体は嫌いじゃないけど、超嘘がくさい、つまり、やっぱり血肉が通ってないじゃん?ということで、結局キャラとして嫌い。
他人が不幸になるのは見たくない←分かる
他人を幸せにしたい←分かる
他人の幸せを管理したい←思いは認めるけど、曖昧過ぎない?幸せの定義は?
他人の幸せを管理できる←超えてはいけない一線を越えたな
僕のわがままだ←そうとしか見えないから安心しろ
他人を幸せにしたい←一線を越えたあとだと説得力無し。素直に「自分の独断と偏見を基準に自分が不快になるものは見たくない」と言えばいいのに。
理屈でも、現実でも、ウラチさんが正しいんよ。
万が一の時に管理しきれないと分かっているんだし、それが無くても生活に支障が無いものなのだから、さっさと葬ってしまった方が公衆の安全のためだよ。{/netabare}
4話まで観て
この主人公には本当に血肉が無かった。
身体性についてどういう認識をしているのだろうか?
自分を思念体だとでも思っているのだろうか?
気持ち悪すぎる。
1話目観て
これは媒体云々じゃなく小説でも違和感しか覚えない会話。
大したこと言ってないのに、そう聞こえるように頑張ってる感じがイタ恥ずかしい。
あるいは、あえてキャラに血肉を与えないスタイル?