ルル さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
毘沙門天が出て来てからが本番。
原作漫画(月刊少年マガシン)未読で視聴。1期12話、2期13話の全25話で、ジャンル的にはダークファンタジーのバトルもの。
『自らを祀る社がない住所不定無職のマイナーな神様「夜ト(やと)。」 ある日、大通りでバスに引かれそうになったそんな彼をその場に偶然居合わせた壱岐ひより(15歳)が救う。その事故によってひよりは一命を取り留めるが、体から頻繁に魂が抜けやすくなり、あやかしなる化物が見える半妖の体質になってしまう。以降、彼女は夜トにその体質を治してもらうため、彼に大きく関わっていく事になる。』という物語。
この作品に名を連ねる主要キャラの声優陣がお馴染みの面々で安定感抜群でした。(神谷浩史、早見沙織、豊崎愛生、釘宮理恵、小野大輔、沢城みゆき、福山潤、井上和彦など)
あやかしとのバトルのみだった4話くらいまでは正直あまり面白くありませんでした。(個人的にファンタジー系は苦手です...) ところが5話で「善悪は人が決めるが、神そのものにはそれらはない。つまり神様は何をしても良い。何者を傷つけようが、殺めようが・・」という夜トのセリフから急に面白くなってきました。「神の敵はあやかしだけじゃなくて何でもアリ」って言ってるようなものですからねこのセリフは。例えば相手が同族の神でも敵になるってことです。実際これ以降の展開はそうなって行きましたね。序盤つまらなくても、少なくとも最強武神の毘沙門天が出てくるまでは観てみましょう。世界が変わりますよ。
2期になると夜トが何か異常にカッコよかったです。展開もいきなり面白かったですし...。ストーリーはみんな大好き毘沙門天の話からです。神である毘沙門天でも苦悩するんですね。毘沙門天の声担当の沢城みゆきさんの迫力が凄くて涙腺攻撃がやばかったです。
私はファンタジー系は苦手ですが、この作品は25話すんなり観れました。バトルも少年漫画らしく派手でスタイリッシュですし、ストーリーも分かりやすくテンポも良かったです。
最後に、私はこの作品に出会った事を神に感謝したい。
ーーー 斬 ーーー