アベベ晴明 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
だいぶ前に見た記憶のみで書くけど
全体的に死にまくって、にもかかわらずジーモットのあたりの大悪党に限って死なずに悠々と盃をかたむけ他のワールドを滅ぼす画策をしてるなどけっこーリアルで、けれども何故だか嫌味のない作風が良かったですね。ラスボス格が生き残ってとりあえず平和エンドとか某産廃もそうだけど、あれとは180度違って脚本家の嘘や誤魔化さない姿勢が大変清々しく、例の産廃作りやがった女脚本家には爪の垢煎じて飲ませてやりたい。
吉野裕行大抜擢の作品でもありました。
本来主人公側で大正義であるはずのテンプラーが実際には腐敗しきっていて、それゆえにデュマスみたいな奴隷上がりの闘士には肩書きだけ与え実際には安月給でこき使い、それにブチ切れた彼がジーモットに寝返るというのもなかなか気に入った筋書きでした。
テンプラーですらこうなので、他のジーモットやタスク、ネオトピアなどなど他のワールドもまた、土地別に農産物の名前が違うようにそれぞれ腐っている点をボヤかさずに描いてたのも好感持てました。
一期エンディングのベリーベリーは当時スレでは滅茶苦茶流行ってたのは今も思い出されます。アフロマニアも解散してだいぶ経ちますが、このテーマソング後の楽曲もスマッシュヒット揃いで良いバンドでしたね。