polpol さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
異世界転生の新しい切り口……ケロ。
正直転生モノが多すぎてちょっと飽きてた。
その中で異彩を放つこの作品。
内容は大変シビアで驚いた。
戦争の悲惨さとか凄惨さとかがよく表現されていたと思う。
特にすごいなって思ったのが主人公の設定。
幼女に転生したデキるサラリーマン。
これが見事にマッチング。
少女でいいじゃないって何度ツッコミをいれたことか。
幼女と戦争・・。このアンマッチ。
これがより戦争というモノのおぞましさ・いたたまれなさ・やるせなさ。
これが大変よく表現出来てたなって感じました。
ときおり見せる幼女特有の可愛らしさが、怖さを引き立たせてくれました。
それに、戦争の負の連鎖って部分もすごい。
確か7話位? {netabare}娘からの誕生日のプレゼント(銃)を主人公が奪う所なんて思わず鳥肌たちました。怖すぎ。そんで最後のアレね。うわってなっちゃいました。{/netabare}
また、存在X。神を讃えよ。
私には悪魔にしか見えませんでしたけれど。
私は神様に祈る事は現代社会においてあまりやりません。
でも、戦場にいきなりぶちこまれたら、生きるか死ぬかって状態になったら。
多分、祈ると思う。普段信仰心ってものが希薄で、祈ったこともないけれど、あぁ神よってなっちゃいます。
だから、神に祈る。神様を信じてしまう。そういった部分が納得できたし、大変よく出来ているなって感じました。
それに、戦争に勝つって事は科学の進歩でもあると思います。
新兵器を開発した国が強い。その部分と神様。
このアンバランスさが見事というか、凄いと感じました。
本当に物語として面白かったっす。最後までハマれました。
正直良いところで終わっているので、二期がある事に期待したいです。
最後に女の子たちがケロちゃんにしか見えないケロ。