「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ Ⅱ(TVアニメ動画)」

総合得点
69.1
感想・評価
479
棚に入れた
1836
ランキング
1903
★★★★☆ 3.6 (479)
物語
3.4
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.5

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ネタバレ

司遼 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ガンダム史上、いやアニメ史上最悪の作品 うすら寒いギャグでしかない。

最大の問題はシリアル・リアル、整合性・説得性というリアルロボアニメであるくせにSFとしての側面を全部投げ捨てているという大問題作品。

今の炎上具合ですら生ぬるい。こんなのご都合主義ですらないうすら寒いギャグ。
正直、高評価の人は基礎的な良識が足りてません。義務教育やり直してこい。


ドラマ性?シリアス?この作品に最も欠けてるものだよそれは。最終回なんて最低最悪以外の何物でもない。


まずご都合主義とは、発生する確率が低いが起きうる事象が最高のタイミングで実現する、何らかの超技術などのファクターにより実現している状況を指す。

しかし、鉄血の敵側にばっかり起きるご都合展開はこれらに全く合わない。ありえない出来事が意味不明に発生して、それで世界はよくなっていっていますと言い張ってるだけ。
説得性も整合性も因果性も相当性も何もない。単なるギャグかポエム。


たとえるなら、作中のバエルの扱いである。
錦の御旗とは戊辰戦争で使われ、幕府軍の戦意を総崩れにさせ薩長を勝利に導いた超重要アイテムであり、権威を表すものである。

なのに、作中味方の戦意を高揚させたのに敵には全く無影響と本当に同じ組織に属していた人間同士の戦いにあっては絶対にありえない展開である。
またラスタルはバエル奪還を大義として掲げていたが、アグニカが認めた人間だけがバエルを起動できるという伝承からこの大義では不足する。

さらに、対外的に行ってきたテロ行為を暴露されてなお自分たちの正義を信じて疑わないのなら、アリアンロッド兵は洗脳されてるか薬物でも決めてる精神異常者集団でしかない。

権威と権力の違いが分かってない典型的な馬鹿が作った作品であることを妙実に語っている一例だろう。
ぶっちゃけ素人の小説のほうがまともだ。


次に終盤のID書き換え。
ヒューマンデブリ、誘拐奴隷という戸籍=ID抹消された人間がうじゃうじゃいる中で地球でしかID書き換えができないとはどういう事だ。
そもそも誘拐奴隷などというものは戸籍管理がガバガバ状態で横行するもので、この超展開は世界観をぶち壊す所業である。

SFとしての禁忌である。
また、誘拐奴隷はたかが禁止条例を締結した程度でなくなりはしない。そもそも取り締まる戦力を撤退させて条約だけ結ぶとか馬鹿か。
現実に、誘拐奴隷などの人身売買は死刑の国がほとんどだが、その国では全く根絶できてない。その理由を少しは考えろっての

禁止する法律を作ればなくなるとか、小学生以下の見識である。


鉄華団への殲滅もおかしな話である。
鉄華団は単なる傭兵団でしかない、しかも対外的にはギャラルホルンの汚職を暴いた立役者でありよみがえったMAから火星の人々を守った英雄である。
なのに、疎まれているだけのギャラルホルンの報道を鵜吞みにするだけの世間の反応はあまりに矛盾が過ぎる。

また、マクギリスの行った謀略はすべて内的なものであり対外的には何の被害も出していない、ラスタルらは世界各地でテロ行為に勤しんでいた。
これを対比したとき、ギャラルホルンだけが信用されるのも異常極まっている。

また、先にも言ったように鉄華団は傭兵団だ。正規軍に勝てるわけがないのだ、勝って当たり前の戦いに勝って威信が回復するわけもないだろう。
鉄華団はアリアンロッドの敵ではあっても世界の敵でも何でもないのだから。

むしろ、アリアンロッドのほうが世界の敵である。これももはやコントだ。


次に屈指の問題点ダインスレイヴ。
この命中率は異常の一言に尽きる。あれほどの硬度と速力を持つ貫徹兵器では砲弾が自らの持つ運動エネルギーによって自身・対象を弾いてしまうためそもそも刺さらないという現象が発生する。

まず、あそこまでのダメージが発生していることに矛盾が生じている。
次に命中率だ、あんな大口径の実弾兵器がピンポイントでMSを狙撃できてることも異常ながらほぼ命中している。

火星の軌道上から地表まで約1億7千万キロ。わずかな誤差で数十キロじゃすまない誤差が発生する。そこからたかが数メートルのMSを頭上から撃ち抜くなどもはやチートを超えたギャグである。

発射から着弾までのタイムラグに加え、目標自身がちょこまか動きまわる機動兵器を足止めもせずに命中させる。
ギャグであるもはや。リアリティが欠片も無い。


次に、マクギリスの頭バエル加減はさておきラスタルである。
マクギリスは死文化した法律とバエルという権威を以てギャラルホルンを掌握しようとした。
大してラスタルはアリアンロッドという軍事力とダインスレイヴという禁止兵器という二つの暴力によって反旗を翻した。

此処で注目すべきは、マクギリスは曲がりなりにも法によって目的を達成しようとしたのに対し、ラスタルは始終暴力で目的を達成しようとしている。

力に固執する愚か者?お前が言うな。
さらに軍事組織の民主化など、民主性そのものを理解していない痴愚の戯言である。


下調べもせずに民主化して禁止条約結びましためでたしめでたし――ーほんとうにいい歳こいた大人の考えることかよ。義務教育やり直して来いよくそ垂れ流すしか能がないのかよ。


ガエリオも一話ごとに言ってる内容が二転三転、真正の基地外になっている。コックピットつぶされたジュリエッタも後遺症なしに復活。
すごいな、ギャグ補正だよマジ。

まだまだ言い足りないが、総じて制作首脳陣に基礎的な良識・SFを作る上で必須となる知識、行き当たりばったりはいけないという常識
これらが欠如した、頭おかしい人以外には面白くない作品となっている。



うん、マジ死ね。

投稿 : 2017/05/09
閲覧 : 1624
サンキュー:

14

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