chariot さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
雰囲気は悪くなかった。
オリジナル作品、全12話。
バトルメインだけど基本は愛情とかその辺を主題にしてるっぽい。
さて…
この作品、何か既視感を感じると思ったら「K」の制作した会社なんですね。
登場人物はイケメンばかりで女子を狙った「K」と違いこちらは基本(!)男女ペアで戦うようになってますので女子率も高く、ハードルは下がったんですが…
作画。3.5
「K」以上にカメラが回りすぎて目が回る仕様となっております。
カメラワークは大事な演出ではありますが無駄に回ればいいってもんじゃないだろ、ぐらい回ります。
エフェクト効果も最大限利用しての戦闘シーンは良く動き迫力もあるんですが観ていて疲れるという…
この制作会社らしい色使いとCGを使った作画は綺麗です。
でも背景と人物の差が目立ち、ノベルゲームのように一体感のない画面になっているように思いました。
最近はCG技術の向上が目立ち一見手書きとCGの境がわからないぐらい進歩していると思うのですが、この作品では粗が出てしまっていました。
物語。3.0
説明不足がありまして「ハンドシェイカー」ってなんなんだよ?という根本が「そういうのがあるんです」で終わっている事が最大の難点。
全国にいるのか、何組いるのか、その辺もはっきりしないんですが、物語自体が大阪を舞台にして、対峙するハンドシェイカーも全て一部の地域に密集しているのも謎。
ラストに神の声とクレジットのある人物が出てきますが2期やる方向で進めているんでしょうかね?
2期以降で解明されていくものなのかもしれませんが、1クールでは理解出来ない世界観がきつかったです。
主人公たちのようにハンドシェイカーを理解しサポートする人物のいない他のペアがジグラートやニムロデなどの用語や範囲・用途を理解しているのも…
キャラ。3.5
1話冒頭から変態チックなペアとの戦闘になるのでそこで脱落する向きもあるかと思いますが、全部で5組のペアが敵として登場します。
基本的には女の子は可愛い方向が多く、メインのコヨリも含めて好みの子がいる可能性は高くなると思います。
逆に男子は幅は広いですがイケメン揃いではないので全体としては男性向け作品じゃないかなあと思います。
まとめ。
戦いに巻き込まれて行く中でタヅナがコヨリとの絆を深めて行く事で強さを手にいれ、解決に向かう流れは悪くなかったと思います。
ただそこに至るまでの巻き込まれ方が非常に無理があり、色々説明がされないまま進むのでストレスが溜まる事と前述のカメラワークでせっかくのバトルが苦痛にもなるという辺りが勿体ない作品だと思いました。
GoHandsは年間制作数も少なく、Kの時に放送開始前に全話納品していると聞いて、落とさない良い制作会社だと思ってます。
(万策尽きるまで酷使される他制作会社に比べ本数がない分だけ余裕もあるんでしょうけど)
映像美は確かなものがあります。実際短時間のPVや静止画だと劇場版かと思えるぐらいの作画です。
その技術をもって映えるだけのシナリオがあれば…と。。
なんだか勿体ないです。
2期以降も視野にいれたようなラストでしたが放送時期によっては(他に観たいのが多いと)観ないかもしれません。
あれ?僕の予想が斜め方向すぎた?
{netabare}11話で仮死状態になった双子が一部内臓もやられたようなセリフがあったんで、タヅナがコヨリとハンドシェイカーとして認められたのはコヨリにタヅナ妹の臓器が提供されたからじゃ…と思ったんですが…
説明もなにもなかった。。{/netabare}