STONE さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
静かに進んでいく
原作は未読。
ジャンル的には政治サスペンスと言うべきもので、メインモチーフがある国家の政変を巡る
一大事という緊迫感のあるものだが、主人公であるジーン・オータスの飄々とした感じが作品全体の雰囲気に反映されているような感じで、全体的に静的で淡々と進んでいく印象。
ストーリー自体も序盤こそ地味な印象だが、国を揺るがすレベルの陰謀が進んでいく展開は
なかなかゾクゾクするものがある。
中盤以降、ジーンの出生の秘密、陰謀の黒幕が明らかになるなど、次第にストーリーに加速度が
付いていくが、それでも派手なアクションなどはあまりなく、ジーンも影の動きに徹しているのは
なかなか珍しいかも。そういう意味でも独特の空気感を感じる。
最終的にはどんでん返し的展開で決着が付く。この手の視聴者を驚かせる手法はあくまで初回
視聴時のみ有効なものだけど、真相を知った後で再視聴をすると、初回とは違って見える部分が
随所にあって、また異なった楽しさがある。
キャラに関してはほとんどが男性で、数少ない女性キャラのモーヴ本部長はイケメン枠といった
感じだし、他はモブプラスアルファといった感じ。
そういう意味でヒロインらしいヒロインはジーンの妹のロッタのみといった感じ。
作中での横文字(アルファベット)の大半がローマ字だったのはどういうこだわりだったのか?
2019/08/05