josui さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
幼児向けアニメに魅せられるオタク達
フレンズと呼ばれる動物の擬人化キャラが各々の特技を発揮して進む
ゆるふわアドベンチャー。
物語は主人公かばんとサーバルの邂逅に始まる。
かばんは自身が何のフレンズか調べるために図書館を目指す。
ゆるりとした助け合いが中心で、一見幼児向けである。
また、作中に登場する擬人化された動物に関する動物園の方々の
インタビューなどはまるで教育アニメ。
意外にしっかりとしたストーリーも朝アニメのようだ。
なぜ人気が出たのか、それは考察である。ゆるふわの雰囲気の裏にある
退廃的な世界観。EDが印象的で、作中ではフレンズ達が小出しにする。
これがけものフレンズ考察斑を生み出した。アニメに熱心な連中に考察をさせ、それを話題にライト層を従来の深夜アニメにない、新鮮な空気で魅了したのだ。
また、このアニメによって棒読みの良さを知ったアニメファンは多いはずだ。帰宅部活動記録と同様、価値があることだ。CGのクオリティにもマッチしていて素晴らしい。音楽もグッド。OPはもちろんのこと、bgmは格好いい。戦闘はCGのクオリティ以上に緊張感があった。低予算アニメとしては会心の出来だ。
因みに、私がこのアニメに惚れたのは、サーバルがバスに惹かれ、
愉快な笑いが起こったところだ。欲を言えば、この類のシーンを
増やして欲しかった。