やまやん さんの感想・評価

4.1
物語 : 5.0 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

すごーい！たのしー！わーい！

物語 5
主人公たちの行動の動機に一貫性のあるロードムービーです。
一見子ども向けかと思われますが、物語が進むと漂ってくる不穏な雰囲気が人々を引き込み。パークに細かに敷き詰められたSF的な設定が"考察班"と呼ばれる人々を生み出し話題に繋がりました。設定から演出まで質の高い物語だと思います。
(「視聴者厳選」「1話で切った」「○話からが本番」と評される1話およびこのアニメですがプリパラ、アイカツ!、てさぐれが好きな私には1話自体も普通に楽しめました。つまりそういうことかも。でも1話そのものも、作品そのものも継続して何度も見ていると中毒性があり、引き込まれます。そして伏線の貼り方など本当に良くできています。)

作画 2
この作品を敬遠する理由の大きな１つが独特なCGだと思います。低予算 少ない人員が故の物(この人員の少なさは物語、演出の良さの一因でもありますが)だと思います。CGが故に作画崩壊はほとんど無い、そして味があるなど良いところもあるのですが人を選ぶので星2。(てさぐれ等で私は慣れていましたが)

声優 3.5
新人声優が多いので、気になる人は気になるかも(特に序盤慣れるまでは)ただ上手いこと、ベテラン、中堅と新人とを振り分けた配役にはなっています。
この作品はプレスコ収録(声先収録)なので、声優さんたちのアドリブが光り、それが魅力でもあります。そして、新人さんの演技力も物語を経るにつれ成長していくところも魅力の一つです！

音楽 5
主題歌 「けものはいてものけものはいない」というフレーズが有名でこのアニメを象徴するOP「ようこそジャパリパーク」 少し切なく、ストーリーの不穏さを予感させアニメを流行の要因にもなったED 「ぼくのフレンド」どちらも質が高いです。制作会議の段階から制作スタッフと作曲の人が話し合うことで物語とリンクした楽曲作りにつながったとか。主題歌以外のBGMもいい感じです。

キャラ 5
プロジェクト原作でキャラデザの吉崎観音さんによる動物の特徴が反映されたキャラクターもこの作品の魅力の一つです。動物園に取材をしてその動物の特徴がかなり細かくキャラ、ストーリーに反映されています。(サーバルのジャンプ力ぅ、耳の良さ等)

総評 5
できれば万人に勧めたい質の高い丁寧に作られたアニメなんですが、少しハードルの高いアニメでもあります。
でも、へーきへーき！フレンズによって得意なものも違うから！