runa21 さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
短いとはいえ侮れない!!
信長につかえている忍の女の子が主人公です。
戦国時代を楽しく面白く勉強することができます。
信長や秀吉なんて
いろんなドラマや映画にもなっているので、
今更歴史について語ることは何もないのですが、
最終話に、
千鳥ちゃん(忍の女の子)が
私なんかが信長さまの近くにいてもいいんでしょうか?
と問いかけ、それに対しての信長の答えが印象的。
信長は生まれも育ちも関係なく
優秀な人を周囲に集め、
(むしろ優秀な人が信長の周りに集まるのか?)
そして、優秀であるがゆえに個性的な面々を
まとめ上げて率いていくことのできる力を持ち合わせた人なんですよ。
地位や身分なんてものがあった時代で、
こんな考え方をする人はとても珍しいと思う。
ましてや、
みんながみんな優秀であるということは、
ある分野においては、
その人は自分よりも優秀な人だということで、
これは、現代にも言えることなのですが、
自分より優秀な人の上に立つ器量や、
まとめ上げる力は、そうそう持てるもんじゃないんです。
その上楽市楽座など、経済をまわすことにも力を入れたり
海外からのお客さんを招いて話を聞いたり、
その技術を手に入れ、実際に使って見たり、
頭のいい部下にそれを使った効率の良い戦い方を考えさせたり
とにかく革新的な人のイメージです。
信長の物語で、
本能寺の変のシーンになると必ず思うんです。
もしも信長が生きていたら、
多分日本は
今の日本とはもっと違った形になっていたんじゃないかと。
ただ、この物語ではあまり出てこないのですが、
感情の起伏が激しい一面もあったようです。
それゆえに恨みを買ってしまうんですよね・・・。
過去にどんなにすごいことを成し遂げた偉人でも、
失敗をすることもあるし、欠点もある。
その偉人たちの成し遂げたことよりもむしろ
その失敗を学んで、
二度とそれを繰り返さないように気を付けることが重要で、
だから歴史(過去)を学ぶことは、
現在の自分が、未来に向けてどう行動するかを考えることができる
重要な勉強なんです。
っという高校の先生の言葉が印象的で、
法学部に進みたかったんですが、
急きょ歴史学科に進路替えしたんですよね~。
でも、何度も何度も
バカみたいに同じ失敗を繰り返すし、
気になったことは、考えずにまず行動して失敗しまくり・・・
感情の起伏が激しいので、
「明日は我が身か・・・」
と本能寺の変が他人事とは思えない(笑)
歴史から何も学んでいない人間が、ここに一人・・・。