kurosuke40 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
タイトルなし
愛ある物語でしたね。
能力を持つ者と持たざる者のそれぞれの葛藤を描きつつ、
「半分は本当」と表面に出すぎた感情と引きこもった感情の両方を受け止める兄の理解と懐の深さ。
不用意に相手を傷つけてしまうことを恐れているモブとその意思を尊重して大人力で矢面に立つ師匠。
師匠の大人力は、言っていることとやっていることが違う、ルールを前に出しながら自身の不利になりそうな場面ではルールを破る(催眠パンチとかドロップキックとか)という一見汚く正義にかなわない行為だけれども、モブを助けるために力を行使しているとわかるだけで、なんとも正義にかなった行為に見えてしまうのは不思議なもの。重要なのは目的なんでしょうね。それと師匠は腕っぷしの力こそ全ての世界観にはモブが入らないように牽制していて社会で生きれる方向にモブを導いている辺りも大人で、たとえ超能力的な力がない、弱いことがモブにばれても、モブにとってやっぱり師匠は師匠のままでしょうね。残念ながら(?)社会はどこに行ってもつきものなんだ。
所長は私も可愛い女の子だと思ってました()
彼女を「大人になりきれなかった子供」とは言い得て妙だな。
ご精読ありがとうございました。