カンタダ さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
なぜ玉砕覚悟でぶつからないのか
主人公は女子高生である。いわば大人と子供の中間に位置する「お年ごろ」であり、女として男を求める欲求と、少女としての純粋さが共生する多感な時期なのだ。
であるなら、なぜ募る想いを慕う相手に玉砕してでもぶつけて行かず、代替の男と関係を持とうとするのか。
学校でも私生活でも、いくらでも機会はあったはずで、その優位性をなぜ最大限に活かさないのか。
それもせずに、別の男と同じ傷を舐めあったところで、得られるものは失うものほど多くはなかろう。
代わりの男と今後の展開で本命以上の感情が芽生えるかもしれないが、それでも必死に求めるべきだ。若い内の傷心などいずれは癒える。
攻めに攻めて思いが通じたなら良し。しかし、想いが届かず、身を焦がし、涙に暮れながらもそれを克服し成長することのほうが、よほど人としても、女としても、彼女を魅力的な存在にしてくれるはずである。
こんなチグハグな恋愛劇や、ただれた関係は大人が演じるもので、女子高生には相応しくないうえに早すぎるし、またやるべきでもない。まだ子供なんだから直球勝負で挑むべきだ。
ちなみに当方はおっさんなので、女子高生の性的描写は刺戟が強すぎるので、途中で観賞を断念してしまった。