moaimoai さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
【はやみん × 川嶋あい → 「…ありがとう…」】
グラミチとディッキーズのコラボに興奮してたら、このコラボでまた感動(ジャンル違)。笑
『雪花火』(作詞・作曲:川嶋あい / 編曲:伊賀拓郎 / 歌:早見沙織)を聴いた時、
I WiSHの『明日への扉』のCDを買った時を思い出しました。
以下
アニメネタバレはないですが、長文なので閉じています。
{netabare}
A面は言わずもがな人気曲だったのですが、カップリング曲の『帰らぬ日々よ』も当時よく聴いてました。
川嶋さんの境遇を知らない方は各々で調べてもらうとして、、
この曲は彼女が16歳の時、養母を亡くしてすぐに書いた曲と言われています。
当時、上京して路上ライブを続けながら目標としていた「渋谷公会堂でのライブ」が遂に決まった。という時期でした。
喜びや感謝をこれから伝えていこう、そんな時に最大の悲しみが襲ってきました。
それでも周囲の助けを借りながら、I WiSHとして全国デビュー(当初、I WiSHの素性は非公表でした)。
そして同年8月20日、最愛の養母の命日に渋谷公会堂でライブを実現します。
このライブでI WiSHのボーカルが自分であることを公表します。
それから毎年、8月20日に渋谷公会堂(途中、渋谷C.C.Lemonホール)でライブを開催します(渋谷公会堂解体・改装の為、2015年迄)。
世代を超えて大ヒットした『明日への扉』
ですが、そのシングルCDのカップリング曲にも物語がしっかりとあったんですね。
ちなみに、『帰らぬ日々よ』から数年後に川嶋あいとして天国の母へ送る歌『「…ありがとう…」』をリリースします(自身のドキュメンタリー映画の主題歌)。※
2015年、最後の渋谷公会堂のライブのアンコールで歌ったのがこの曲でした。
{/netabare}
--
長くなりましたが、
こうしたストーリーがあるのでスタッフロールで『雪花火』を観た時に、個人的に色々な感情が巡りました。
今作品の原作の展開を考えると、アニメの
{netabare}
"風夏が生きていたら"
{/netabare}
という一つのテーマから
川嶋あいさんが製作に関わったことの意味を考えさせてくれました。
何より早見沙織さんの歌声が最高でした。
こうした気づきを与えてくれたこと
締めの言葉として、
「…ありがとう…」
(内容自体の評価は……笑)
※母への思いを語っている記事があるので興味のある方はどうぞ
・川嶋あい 母の命日に心中語る「11年経った今もただ後悔しています」
http://www.billboard-japan.com/sp/d_news/detail/14568/2