chariot さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ゲーム原作のifストーリー。
ソーシャルゲームのアニメ化作品、全12話。
ゲームに於ける展開とは別の「if」を描いたオリジナルストーリー。
ハイファンタジー+バトル+絆。
黒の王に敗れた義勇軍は再び黒の王に立ち向かう為に新しい仲間アラムを迎え立ち上がる…みたいな話。
(通常ゲームでは黒の王に負けるストーリーはないのでオリジナルとなる)
物語。3.0
この手のゲーム原作作品は説明不足で話が見えない、膨大な量のストーリーに対しての尺の都合ではしょりすぎなどの難点が見受けられるのですが、敢えてオリジナルストーリーにした事で一見さんお断り的な状況は比較的緩和出来ていたように思います。
(冒頭からラスボス戦なのでそこは???となりますが…)
ただ、12話にまとめる為に作られたストーリーは比較的王道でわくわく感もドキドキ感も少なく、眺めて終わる程度の内容になってしまっていたようにも思います。
ゲーム内第一章のラスボス戦付近の話なので味方キャラは多く、しかし個に対する人物紹介は薄く、ストーリーを追うだけの作品になっていました。
尚且つストーリー自体は一昔前のRPG風で新鮮味もなく、きちんとまとめてある割に感動も達成感もやや薄味な気がしました。
声優。3.5
ゲーム内でも人気声優を多数起用しているようですが、アニメでも主要人物は名の知れた方々で占められていました。
僕個人のお気に入りでもある石田彰氏。
{netabare}彼の出演も本作を視聴するポイントとなったのですが…
正直言って合ってないんですよね。。。
ユーリが何歳なのか知りませんが義勇軍を指揮する立場と見た目から20代前半と推測しますが、合ってない……
アラムと話すシーンなどはお父さんと息子ぐらいの差を感じました。
熱血すぎない落ち着いたキャラなんでしょうけど、落ち着きすぎというかなんというか…
「大丈夫か?」という一言も労わりの部分が強く出て「大丈夫か!?」ではなく「大丈夫かい?」という柔らかさに違和感を感じました。
石田推しとしてはあまり言いたくはないですが、もう少し若手を起用しても良かったんじゃないかと。。
(ゲーム内で46役の大仕事をこなした彼ですのでこの時点で起用は間違いじゃないとは思うのですが、アニメに於いてはやや不満。)
黒のユーリ、黒騎士は特に問題なし。
1話冒頭の攻撃時の咆哮(?)なども良かったと思いますが…
やっぱり通常時がもう少し爽やかさがあっても良かったかなあ……{/netabare}
キャラ。3.5
ゲームや物語の都合上仕方ないのですが人が多いのにいるだけの人が多いのが難点。
またバトルに於いて職業が設定されていてその職に添った攻撃をするのに陣形やら作戦が皆無なのが気になりました。
わらわら沸く敵を各個撃破、時々仲間をフォロー程度ではタワーディフェンス系RPGゲームとしては若干見せ方が不満。
せっかく色々な職種があるのだからゲームらしさを出しても良かったんじゃないかと思います。
(これがキャラ評価に属する不満なのかどうか…ちょっと疑問)
お気に入りはシュザ。
何考えてるかわかんないんですけどね…
なんか強そうでいいです(笑)
ところで最後にシュザが村?に帰った時にいた鬼っ子幼女は誰ですか…?
出来ればああいうキャラを推して行って欲しいんですけど…。。
作画。4.0
崩れもなくバトルシーンもよく動いていて◎
まとめ。
全体を通しての評価としては普通な感じでした。
原作プレイヤーはキャラが動くので楽しめるとは思いますが未プレイの方はこの手のファンタジー物が好きで仲間とか絆とかいう熱い話が好きであればいけるかもしれません。
ただ作りが浅いので個に対する強い思い入れもなく話が進むので比較的ライトな視聴者向けかと思います。