ポッチャマン さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
悪魔すぎる...
完全にエンタメとしての戦争もの。リアル感は一切ないが全体的にトーンが暗めなので、殺伐としている感じがあって見やすい。
戦いにドラマはあまり無く、どんどん撃破していく快感を楽しむ作品。(ノリはブラックラグーンに近い?)しかも幼女ことターニャ・デグレチャフの目線かつ一人語りで淡々と進むので、すごい斬新に感じた。
まぁでも斬新だったけど、ストーリーはほぼ大戦のことだけで、帝国のこととかをもうちょっと観ていたい。1クールという尺が短く感じてしまうのは惜しいところ。
ゼートゥーワ閣下との会話とか、北方のおっさんとの言い合いとかとか、皮肉たっぷりのターニャたちのスパイスの効いた大人の掛け合いは面白い。
これも全て声の悠木碧さんが素晴らしい。そうだ。これは悠木さんの演技を楽しむ作品なんだと思える。
全話見て。総じて、面白かった。一度はターニャの生活的な背景とか社会背景が一切ないから戦いも盛り上がりに欠けるなと思っていたが、進むにつれて楽しみ方がわかると面白い。ほぼ何も考えなくていい戦いものとして珍しいし、何より激しい銃撃戦のリアルさと、空想魔導の爆発は組み合わせとして、すごく自然に描かれていて良かった。