狗が身 さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
コンゴウ、貴方がNo.1です…!
ストーリーは可も無く不可もなくと言うか、いわゆる心を持ってしまったロボット的な、よくも悪くもありがちなテーマとシナリオなのでそこは強く勧めはしないのだけど、蒼き艦隊が援護に駆けつける展開はさすがにグッときたね。
とくにコンゴウさん。もう最高です! TVアニメ時のラスボスが満を持しての登場で、しかもそのビジュアル、戦い方、すべてがとにかく素敵…。
重巡洋艦相手に苦戦してるキリシマさんとは格が違いますわ…というか、キリシマの人間態は結局未登場だったのが何気に残念でした。てっきりこの劇場版でようやく人間態になれてノリノリで戦う姿を期待してたんだけど……。
今回敵キャラとして登場してきた妙高型重巡洋艦ズは中々個性的で楽しかったね。
妙高の眼帯と超長距離砲がリンクしてる設定とか、足柄のビームサーベルとか、本作ならではのとんでもギミックもそうだし、キャラとしても4人ともよかった。気怠げな羽黒が戦闘は意外と好戦的だったりね。
僕が今回一番気に入ったのは、終盤で覚醒イオナがヤマトとして霧の艦隊に下した命令に対してコンゴウが「面倒くさい…」と呟いたシーン。
「めんどくさい」ではなくて「面倒くさい」な辺りがいかにもコンゴウらしいし、しかもその面倒くささを楽しんでるようなニュアンスだったのがすごい良かった。…さっきからコンゴウのことばっか書いてるな。
まぁとにかく、前作のガッカリ感を払拭してくれるぐらいには良い作品です。