ルル さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
実は7歳の娘が一番大人でした。
原作は片山健太郎のライトノベル。 未読で視聴。
『どんな揉め事でも処理する「揉め事処理屋」を生業とする高校生「紅・真九郎(くれない・しんくろう)」。 そんな彼の元に、大財閥「九鳳院家(くほういんけ)」の世間知らずの7歳の令嬢「紫(むらさき)」の護衛を依頼する仕事が舞い込む。そして真九郎がその依頼を受け、自らが住む風呂すらないボロボロのアパート「五月雨壮(さつきそう)」で共同生活が開始される。やがて真九郎のみならずアパートの個性的な住人達と紫との交流が始まり徐々に絆が深まっていく。ところが・・・・。』 内容はこんな感じの全12話の物語です。これ以上はネタばれになるので言えません。
この作品の魅力を語る上で7歳の紫のパーソナリティは外せないでしょう。大財閥の令嬢で学校にも通わず隔離状態で育ったので口調は偉そうで何も知らない無知です。しかしその反面、正義感が強く人懐っこくて素直な一面を持っています。一言で言えば裏表の無い性格ですね。そのため五月雨壮の住人達からも可愛がられ、作品の中盤では真九郎や住民達が紫の保護者のようになってしまっています。つまり疑似家族化しているんですが、ほのぼの感が伝わってきて良い光景でした。
作品全体が和風な感じでまとめられていて、艶やかさがあって良かったです。ちなみに音楽はサントリー伊右衛門のCMみたいでした。
終わり方が安っぽい三文芝居みたいな展開になっちゃってちょっと残念でした。10話くらいまでは良かったんですがねぇ・・。終わり方が良ければ最高でした。