カンタダ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
一度断念したがリベンジ
タイトルに尽きてしまう内容。設定はおもしろいのに活かしきれてない典型的作品。
実年齢27歳でありながら、10歳年下の高校生相手に同レベルで渡り合う精神年齢の低さに呆れ返ってしまう。
しかも大学院卒でありながら、高校3年生のテストで壊滅とはこれ如何に?
彼のなかで大人としての矜持はないのだろうか。10年のハンデがありながらあまりにお粗末な知性と精神ではないか。興ざめさせられてしまい、断念。
追記:
一度断念した口だがなんとか完走。評価を改めたい。
実年齢27歳でありながら、10歳年下の高校生を相手に、やはりまだまだ大人気ない印象は最後まで変わらなかった。
27歳とはこんなものなのだろうか。振り返ってみれば、そうかもしれない。勝手に主人公に対して期待するハードルを上げすぎていただけかもしれない。と思い直して鑑賞すれば、最後まで観られる内容だった。
海崎は大の大人であるから、高校生相手の関係に期待した程度には一歩退いた紳士的態度を、最後まで崩さなかったのは好印象だった。ヒロインである日代に対してもその態度は変わらなかった。
大人は子供の生活に必要以上に干渉すべきではない。1年後には主人公以外の人間は主人公に関する記憶が全て失われるということは、日代との関係を恋愛にまで発展させてしまえば、彼女の高校生活は友人としてのよりも大きな空白を生むことになる。
そういう自覚が海崎にはあるので周囲からカマをかけられても、日代への想いを圧し殺せるのは立派な大人の態度であり紳士である証拠だろう。
もしあそこで日代を抱きしめていたら、ずっと評価を落としていたが、幸いそんなこともなく気持ちよく観終えることができた。