カンタダ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
高校生向きのアニメ
暗殺家業という闇の深い物語であるはずなのに、作品全体のコメディ色が強いために真剣な場面との落差が大きすぎ、茶番劇になってしまっている。その結果、登場人物の死が薄っぺらくなってしまう。
薄っぺらいといえば、敵の登場人物も狂人的悪人という使い古され陳腐化した型から一歩も出ないために、一々興ざめさせられ物語に没入できない。
それでも作品中、一生懸命に真剣な場面で雰囲気をこしらえようとする製作者側の、取って付けたような主人公の少年誌的で楽観的なセリフに思わず吹き出してしまう。
高校生くらいまでなら観賞に耐えられる作品、というより高校生くらいを標的にした作品である。
大人が観てつまらないと感じるのは当然で、上記の批判も筋違いだろうが、途中まで観てしまった八つ当たりである。