カンタダ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
丁寧なヒロイン描写
いわゆるハーレム系の作品だろう。しかし登場するヒロイン群が生き生きと描かれていて、観るものを飽きさせない。
物語は主人公の倫也がギャルゲー制作のための最高のメンバーを集めることに終始する。
天然、ツンデレ、クール、妹、ボーイッシュ+幼馴染と選り取り見取りなのだが、一人ひとりのヒロインたちに丁寧に焦点を合わせているため、観賞者はどの娘が好みであろうと、どれも満足させてくれる内容だ。
それと結局は主人公が特定のヒロインを選ばないところも、またその後の展開を観終わった観賞者の想像に任せてくれる余地を残してくれているのも製作者の憎い計らいではないか。つい続編を期待させられる。
{netabare}ただ気になるのが冴えない彼女である天然系ヒロインの恵の存在感が、物語上存在感が薄いという設定のためか、やはり作品中でも少々影が薄い。原因は主人公に対する恋愛感情からくる積極性の問題だろうが、まあ、大した問題ではないか。{/netabare}
個人的好みを言えば、主人公の眼鏡の下の目が時々しか見えないくらいが良かったか。わりと端正な顔立ちで可愛い目をしているせいか、主人公の個性的性格との隔たりに違和感を覚えてしまう。
彼の本領は外見より、その個性的性格である。したがってイケメンなどの外見的設定にはむしろハンデがあったくらいがちょうどいいかもしれない。