anime さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
戦争と魔女
第二次大戦中のヨーロッパを彷彿させる世界。ゲルマニア帝国からの侵攻に屈しようとしていた小国エイルシュタット公国の公女フィーネが魔女イゼッタと再会し、戦局を一変させる。近代型の戦闘機や戦車の中を魔女が飛び回って圧倒的な強さを見せるのが特徴。
かなり面白かった。
ファンタジーの産物であるはずの魔女が、大戦時代の世界にうまいこと融合されているのが印象的。ストーリーの運びも無駄が感じられず、ラストまで一気に観れる感じ。あと何よりイゼッタとフィーネのまっすぐで清廉なキャラクターにすっかり胸を打たれてしまった。
欲を言えば「白き魔女」に救いの要素がもう少しあれば・・。「国を預かる王としてのやむをえない決断」だったのかもしれんが、それでも異端審問に差し出すというのは愛がなさすぎる、他にやり方があったはずだと感じてしまった。そのくらい感情移入してたってことかな。
なかなかの傑作だと思います。