天水晶 さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
劇画オバQ的なウイングマン
原作者はウイングマンと同じ桂正和。
漫画版のウイングマンでは、変身ヒーローに憧れる少年広野健太が、ドリムノートにより現実に変身ヒーローになる力を手に入れ、友人の少女達にも秘密を打ち明け、彼女達も変身ヒーローになって共に戦う。(アニメ版は原作を陵辱というか、改変した単なるラブコメ)。
夢がある。
ゼットマンでも、二人の青年主人公神崎ジンと天城高雅が変身ヒーローになる力を手に入れる。
しかしゼットマンでは、変身ヒーローに憧れる青年天城高雅が、現実に変身ヒーローになる力を手に入れる所は同じでも、妹に秘密を明かさない(もう一人のヒーローである神崎ジンに止められる。)
天城高雅はウイングマンの広野健太と同じく、子供の頃からずっとヒーロー(正義の味方)に憧れていた。
しかし天城高雅はFateシリーズの衛宮切嗣と同じく、本質的に、常に愛する少数よりも、愛着を感じない多数を救うことを選択し苦しむが、そんな自分とは違い、全てを救うもう一人のヒーロー神崎ジンに感化され、それを真似る。
しかし敵は、天城高雅に二者択一の選択肢を迫り、天城高雅が身内や目の前の知人を救うことを優先すると、より多数の他者を殺して行く。
劇画オバQは、藤子・F・不二雄が劇画調で描いた、オバQが現実に存在したらこんなに悲惨な物語になるという漫画。
夢がない。