デリダ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
妙にリアルな学園アニメ
小町ちゃんが可愛いですね。うん。
これは何よりもまず書かねばならないことのように思います。
数いる我らが妹たちの中でも群を抜いて才色兼備な妹です。
ちなみに書くのが面倒なので1期2期の総評でいこうと思います。
1期は2013年放送、続く2期は2014年なのですが
この手の方向性について、とらドラが制作されて以降
性格は全く異なりますが増えてきているように思えます。
(異論がある人は多いと思いますが堪えてください、笑)
その点この作品は学園モノとして
新たなクオリティを叩き上げているように感じました。
結局のところ妙に甘酸っぱいラブストーリー化していくところですが、
ほろ苦いラブストーリーが基本脇役たちのうちで繰り広げられていくのがいいですね。
フラグだけたててドラマは起こらないっていうのがリアリティあって良い(基本奥手の人畜無害なキモオタの端くれとしてはとても共有しうる部分ありますな。)
それと1、2のOPどちらの曲も今の二十代前半組としては
ガゼルこと、やなぎなぎはとても懐かしくいい声をしてますね。
高校生の頃よく聞いていた思い出があるので、
それも相まってなんだかあまり冷めた目で見ることは
できにくくなっていたのかもしれません。
まあ結局のところ私個人の主観的な評価なので
最初から冷めた目で見ることも客観性も
必要なものじゃなかったんですけどね。
ここからは完全ネタバレなのですが
1期ではちまんが文化祭で選択した行動と人を変え、品を変えてはいますが
2期の生徒会選挙後の雪乃に対して八幡が行動を起こそうとした状況は
ほとんど同じように感じるんですよ
アニメでも雪乃は屋上ではないですが
校舎の屋外の渡り廊下にでてましたし。
明らかに八幡が同じ問題に対して違う選択ををしている。
これは単なる勘違いというより、意図して対比されてるはずです。
それに八幡個人が成長したというより、
八幡にとって(最も効率的で簡単な)自分だけが損な
ダークヒーロー的選択以上の選択肢を八幡に与えてくれる人間関係ができたということなのでしょう。
人はそんなに変わらないとは作中でも言ってますが、
まあその通りでしょうね、そんなものだと。
たいして人間性進歩しないまま選択肢も経験も増えていくもんなのかもしれません。
妙に芝居掛かった安っぽいセリフとか三文芝居な展開は多少ありますが
(ほんものとかいう言い回しあんまり好きじゃないです。理屈っぽく卑屈に遠回しに言うなら初志貫徹してくれ、と願うのです。いかんせん私も卑屈な人間なので)
学園ハーレムアニメでリアルを感じたのは初めてなので驚きです。
小町ちゃんだけは完全な妄想の産物でしたけどね。