◇fumi◆ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
作者曰く「少女漫画ではない、うる星やつら、めぞん一刻のオマージュだ」
2008年~2009年放送のテレビアニメ 全25話+1話
原作 竹宮ゆゆこ イラスト ヤス 監督 長井龍雪 構成 岡田麿理
制作 J.C.STAFF
電撃文庫のラノベ原作のどろどろラブコメストーリーのアニメ化。
主人公高須竜児(間島淳司)は目つきの悪さから誤解されがちだが、
どちらかと言うと成績優秀の優等生であった。
ヒロインの逢坂大河(釘宮理恵)は小柄でふんわり髪の釘宮声だが、
凶暴な性格と男っぽい名前から「手乗りタイガー」と呼ばれた。
タイガー(虎)と竜(ドラゴン)でとらドラ。
大河(女ですよ、しかもヒロイン)は、片思いの相手にラブレターを渡すはずが、
間違えて竜児のカバンに入れてしまう。
さあ大変、これから始まるどろどろラブコメ、何しろマリーさんの脚本。
竜児が好きなのは櫛枝実乃梨(堀江由衣)
大河が好きなのは竜児の親友北村祐作(野島裕史)
祐作が好きなのは狩野すみれ(甲斐田裕子)なんと一度大河にふられた
実乃梨は大河を気にするあまり、竜児の好意をかわし続ける
さらに多数の登場人物が煮え切らない微妙な片思いに身を焦がし、
先の見えないラブコメサーガとでもいうべき、恋愛サーキュレーション。
マリー脚本を軽々と名品に仕上げられるのは長井龍雪しかいないでしょう。
長井監督のゼノグラシアに続く第三作で摩里さんとの初共作。
同年、私が満点をつけた「レールガン」。
翌年は摩里さんとの再共作で「あの花」私は満点。
その翌々年は「レールガンS」満点以上。
以前、この作品を酷評していたことを思い出し、数話観直し、愕然としました。
これは懺悔のために全話観直さなくてはなりません。
いつか長井監督10作品と言うbest10を作ります。
オルフェンズがあるので時間がかかりそうですが。