退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
トレース・オン!
Fate/stay nightは3ルートの話があり
それぞれメインヒロインが違います。
・Fate/stay night ディーン版はセイバールート
・本作「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」は凛ルート
・2017年劇場公開予定の「Fate/stay night[Heaven's Feel]」は桜ルート
ディーン版と違いufo tableが制作した本作の映像、音楽共に素晴らしいです。
洋画のようなクオリティーになっています。
青臭い正義の味方に憧れる主人公、衛宮士郎。
弱気を助け強気を挫くそして全部助けたいと願う
彼の正義の味方への執着はどこか病的で闇さえ感じる。
それは彼の育ての親である衛宮切嗣(Fate ZEROに登場)の影響もあるのかと。
切嗣もかつて正義の味方に憧れ、人助けの為に活動していたが
大を助ける為に小を犠牲にする冷徹で合理的な考え。
同じ正義の味方でも助ける考え方が違う切嗣と士郎。
そして士郎が正義の味方を望んだ結果の末、英霊となった姿がアーチャーのエミヤ
自分の成れの果ての姿に、正義の味方の愚かしさを語られ全否定される。
本作はそんな主人公と英霊となった自分との戦いが見せ場だと思います。
終盤の英霊エミヤが消える間際に凛に言い放ったセリフ
「答えは得た 大丈夫だよ遠坂」とニッコリするシーンが自分的には印象的なシーンでした。
ただのバトルものではなく、キャラの心情もうまく描いているので本当にいい作品です。