amZ さんの感想・評価

4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

再放送で改めて視聴

当時震災で最終3話が一挙放送、涙をぬぐいながら見た思い出深い作品です。

当初魔法少女になって魔女を倒す！というような朝アニメ作品だと思っていた時期もありましたが、予想をはるかに超えた物語でした。

※以下他作品も絡む感想になっているので苦手な人は開かないでください。
{netabare}
しかしまどマギ以降似せたと思われる作品「結城優奈」や「まほいく」は途中で拒否反応がでるくらい苦手な作品となってしまい、なぜあの時まどマギに感動出来たのかを考えながら年末再放送を今更になって視聴しました。

改めて、まどマギを視聴して感じたのは、苦手2作に比べて理不尽度が圧倒的に少なく感じるという点です。　
理不尽ではあっても世界設定やキャラクターの心情、魔法少女になることへの代償等、説明がしっかりされているためかと思います。
{netabare}
マミさんは願いへの代償と命のやり取りがある事を最初から説明しています。　
3話での死は驚きましたが後輩たちへ「代償を目のあたりにさせる」「願いを叶えるための覚悟」という点で意味のある死であったと感じました。

苦手2作は、なんの説明も無しに力を与え代償に身体の一部や機能で支払ったり、突然殺し合いをさせたり。
友人が妊娠中だった事もあり、理不尽に母体を殺す展開は制作を恨むほど本当にダメでした…
命を奪われたり死ぬより辛い目にあわされたり…　
割り切って見れない自分も悪いのですが…
{/netabare}

まどマギについては敵の目的も明確に説明されていたのでそれも理不尽さを感じない1つの理由だと思います。
敵の目的も分からずひたすら身を削り戦いつづけるのもそれなりに楽しいのですが、設定の甘さとして感じてしまいます。

敵の正体が分かり、目的が分かった上で、自分を犠牲にして運命に争おうと思えるまでの流れに説得力があり、やはりあの時の感動は嘘ではなかったと確信できる作品でした。


正直、苦手2作でまどマギの印象が変わっていたので再放送に感謝したいと思います。
{/netabare}