移リ木うらら さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
SAO知らなくても面白かった!
4DXで鑑賞してきました!
SAO全然知らないのですが少し気になったのでみてきたのですが
(知らないといっても一挙放送やっていたのを所々みていたので妖精の人たち見たことある。その程度の知識。)
梶浦サウンドに合わせ戦っているのが大好きな私、超痺れました。
昔昔のアニメ舞-HiME-の悲痛な戦闘シーンが思い出されて、またこの感覚を味わえると思っていなかったのでとても感激しました。
劇中でユナcv神田沙也加さんの歌う歌はどれも最高。
deleteは特に好きです。更に、BGMも良かったです。梶浦さん梶浦さんしてました!!
SAOに対してはラノベで若い子に人気っという漠然とした印象だったんですけれど、映画をみたら思い切りSF。良い意味で裏切られました。
【思ったことメモ】
物語のSF部分は私よりSAO好きな方の方が更に楽しめたんだろうなーと思ったので置いておいて、映画の恐らく話のテーマ。
キリトとエイジの関係性が真逆に位置しているというのが本当に面白かったです。エイジ全く憎めませんでした。終盤の彼の思いを吐露しているシーンはぐっときた。正直泣いた。
エイジ=死の恐怖に勝てない。
また、劇中似た言葉で、アスナの失ったSAOでの記憶=キリトとの愛の記憶=死の恐怖
愛と死は密接に関わっている。
認知すること、相手の存在を認め認められること生きることこそが愛。
それが愛と決めれば反する拒絶、認められない。死。が浮かび上がる。
そして、キリトの過去の自分を認められない~(あやふやです)みたいなセリフは。自分で過去の弱い(と、自分で決めた自分)を否定し続けるだけでは何も前には進まない。
更に、VRとARとは。精神と肉体。
VR=精神で肉体を捨てる。つまり、死を捨てている存在。
で、あるのに対し、
AR=肉体があるが故に精神は肉体に干渉される。
なのかなぁとか。
弱さを認めず強くあらなければならないと思う、だから弱さへの恐れが暴力的な考えを生む。過去の弱い自分を戒め続け、罰に染まった視界は、他人も巻き込んでいって自分で裁き続ける裁きの世界は他人。真逆の存在によってかき消される。
なんだか悲しいですね。
DVD発売されたらまた見たいです。