pikotan さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
バサラじゃない!ミレーヌの歌を聞かせろ
私はマクロスシリーズが好きですが、マクロス7は余り好きではありません。
世間的にはシリーズの中でマクロスⅡが黒歴史扱いされていますが、私の中ではセブンこそが黒歴史です。
マクロスⅡはキャラやメカのデザイン、音楽、三角関係など、初代マクロスのテイストを引き継いだ作品になっていますが、セブンは全てがガラッと変わってしまい、私の中で出来上がっていたマクロスのイメージと合わないんです。
その後に作られたマクロスプラスでは、私のイメージどおりのマクロスに戻っていますから、やはりセブンは異質な作品だったと思います。
テレビ放送時は中盤で断念し、かなり年数が経ってからレンタルDVDで再チャレンジし、何とか完走した作品です。
ただし、花束の少女の件は毎回気になりましたね。
視聴者は皆やきもきしたのではないでしょうか。
以下、私がセブンを好きになれない主な理由です。
※作品としての出来云々ではなく、完全に個人の趣向によるものです。
{netabare}
1ボーカルが男である
マクロスと言えば「歌姫」ですが、セブンは男のバサラがメインボーカルであり、ロック調の曲もいまいちダサい感じがして、私の好みとは合いませんでした。
救いはミレーヌの存在で、「MY FRIENDS」や「だけどベイビー!!」は大好きです。
2とにかくバサラが嫌い
毎回命令に従わず自分勝手な行動を取りメンバーのことも振り回すバサラが好きになれません。
主人公特権で結果的には良い方向へ転がりますが、自分の周りにこういう人がいたら迷惑極まりないです。
3三角関係が希薄
バサラとミレーヌとガムリンの三角関係を期待したのに、バサラは恋愛方面に興味なし。マクロスのお楽しみ要素が一つ欠落しています。
4メカデザインがダサい
初代マクロスではそれまでの巨大ロボット系作品とは異なる斬新なメカデザインに心踊りましたが、セブンは昔のロボットアニメのデザインに逆戻りしてしまった感があります。
特にバサラの乗るVF-19改の顔がいただけません。
人間サイズの介護ロボ等なら人型デザインは有りですが、巨大ロボの顔に口とか必要ないでしょう。
バサラの趣味で口をつけたという設定らしいですが、玩具を売るために児童向けデザインにしたとしか思えません。
5ギターで操縦
VF-19改は操縦桿がなくギターで操縦するという設定が受け入れられません。
まあ、操縦桿で巨大ロボを自在に動かすということ自体に無理があるんだから、ギターで動かしたっていいじゃないかという考えも理解できなくはないですが、戦場でギターを弾きながら歌い、同時にバルキリーも操縦するってバサラは化物ですか。
天才と言われたマックスやミリアを超えていますね。
6戦闘シーンに迫力がない
歴代マクロスシリーズで、セブンの戦闘シーンが一番つまらないです。
マクロスシリーズの見所の一つである戦闘シーンと歌との相乗効果もほとんど感じられません。{/netabare}
以上6点ほど書かせていただきましたが、結局のところ私のセンスとは合わなかったんですね。
バサラに始まりバサラで終わるような作品ですから、バサラが歌うFire Bomberの曲が気に入れば、この作品も楽しめると思います。