ダレイオス さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
特になし
まず日常シーンから始まりますね。
ロボットアニメてらしい情報は知っていたけど
それ以外は知らずに見始めたので意外な開始でした。
日常シーンが淡々と描かれて
進路について考えている女子高生のヒロインについてやってたかな
まあそのせいで進路について考えるアニメなのかなと思いました。
そしてテンポはゆったりとしていますね。
ゆったりと見せることにより視聴者の印象に残りやすい作りになっていると思いました。
1話からロボットアニメだから戦闘シーンがあるのだけど
戦闘シーンもじっくりと見せることにより印象に残りやすい作りにしていたかなと思う。
正直どういうストーリーかはわからないのだけど
1話後半からはロボットによる戦闘シーンが多く描かれる開始だったかな
戦闘シーンはズシン、ズシンとしっかりとロボットが動くことにより
重さを描写していたのが印象的かな
重圧感のある動きはロボットアニメとして見応えはあったと思う。
武器は飛び道具だけでなく刀による戦いもありで
物理攻撃による破壊シーンは非常に重さがあり重厚さのある戦闘シーンになってました。
それに重厚なロボットの動きが加わりロボットアニメとしての面白さに繋がっていたと思う。
しかも動きがヌルヌルしていて機械的でなく動物的な感じがアリ
見ていて心地よくて爽快感もあって非常にレベルの高い戦闘描写だったです。
あと劇中曲もとても良くて戦闘シーンを上手く演出していました。
場面場面を盛り上げる劇中曲は中々だった。
ストーリーは3話でようやく色々わかってくる作りだったかな
主人公である剣之介が450年前からある方法で現代にやってきたもので
過去の人と現代人の交流の要素を入れてあるロボットアニメだなと思いました。
剣之介は鬼と戦うことを目標にしているのはわかるけど
それ以外のことはまったくわからずに進んでいたかな
剣之介は昔の人なのにロボットの操縦が出来ることから
昔の人だけどその世界観は普通の昔とは違うんだろうなも予想がつきました。
ストーリーは中々進まないなと思いました。
序盤の戦闘が過ぎると日常シーンを長々とやっていて日常シ-ンが中心の内容に見えました。
剣之介が過去の人だから、現代に馴染みまでの道のりを
日常コメディにしているので、それが楽しめるのであれば
楽しめるんじゃないかなと思います。
ただ、日常シーンの連続なので飛びぬけて面白いとかはないですね。
ギャグを入れて退屈な作りにならないように工夫をしているなとは思ったけど
普通かなと思える作りの連続でした。
あくまで日常シーンの評価として見れば工夫はあるので楽しめるのではないかと思う。
メインで扱う題材もやって来る敵を倒す目的があるのはわかるのですが
それだけでなくて、主人公である剣之介とヒロインである由希奈の関係の進展を
丁寧にやっていたかな、最初から上手くいく関係でなくて
チョットしたトラブルや障害を乗り越えて
仲良くなる感じが出ていたと思う。
この2人の関係も主人公とヒロインという関係ではあるものの一緒にロボットに乗って戦う関係でもあるので
あんまり無い組み合わせなので新鮮味がありました。
個人的な偏見ですが普通同性同士でやることが多いと思うので
ただ、ストーリーは相変わらず中々動かない。大きく動いたなと思える展開があったかに
見えても意外に動かなかったりで日常シーンの描写の連続でした。
1クールたつのに殆ど進まないので、実はストーリー自体は
それ程大したことがない内容でした。
そして日常系ぽい作りだけどキャラについては主人公とヒロイン以外は
サブキャラ的なキャラクター描写がされていて
サブキャラの日常を見せられている感じがしたな
きちんとしたキャラクター描写のあるキャラの日常系なら
もっと楽しめただろうけど、そうではないので日常シーンは楽しいのだけど
思ったよりは・・・でした。
ロボットもののテンプレ展開も多いな大きな動き自体もこの手のロボットアニメとしては普通ですよね。
特に1クール目の終わり方・・・うーん
戦略や攻防は意地悪な意見で申し訳ないけど普通としか言えなかった。
終盤になって伏線やらの謎が判明する構成だったな
謎や伏線についてはじっくり回収していたので楽しめたけど
ようやく本筋が面白くなったの作りでしたので
終盤まで我慢する必要のある内容でした。
敵との戦いはあっさりなのは意外だったな
このあたりが盛り上がる展開なら良かったのだけど肩透かしがありました。
あと今ひとつ、この世界の戦況は掴みづらかったな
戦闘と日常はきちんと分離しているのはいいのだけど
時より入る日常シーンのせいで世界の状況がサッパリわからなかったな
日に日に状況は悪くはなっているのは会話や展開からはわかるのだけど
描写的にはそうではないので・・・その温度差が終始気になった。
これはもう細かいことを気にしないで日常は日常で楽しみ
戦闘シーンは戦闘シーンで楽しむ構成だったのではないかな
そう割り切るしかない作りでした。
作画については戦闘シーン以外も安定していましたね。
料理の描写は丁寧だったし、顔の表情の可愛らしいことが多かったし
細かい部分の作画は丁寧だったです。
それに戦闘シーン良さが加われば高評価出来ると思います。
声優さんについては由希奈役の方は普通だったかな
良い場面はありましたがたまに演技が気になることがありました。
そういう役だったのかもしれないけど総合すると普通でした。
剣之介役の方は声質は合っていたし演技力自体もまずまずだったとは思うのだけど
思ったよりはインパクトが残らず無難でした。
脇を固める脇役の方はしっかりとした演技の方は多かったと思います。
ムエッタ役の方は強気の女性らしさが良く出ていて良かったです。
まとめると作画面、音響面でしっかりしていたしアニメーションとしての作りは出来は良かった。
しかしロボットアニメとしての戦略や攻防(作画以外)に関しては普通でしたね。
日常シーンが楽しめれば高評価になるだろうけど・・・
個人的には日常シーンは楽しめたのだけど
そうでないと苦しいかなと感じた。
レビューの題名はイマイチ思いつかない。「特になし」で
そのくらい内容的には普通よりでした。