天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ネオSFスーパー英雄(?)列伝26
003は~地獄耳、002で空を飛び、006は熱火炎♪
キ~カイのか~らだ~、み~に~つ~けた~せいぎ~のヒーローゼロゼロ~ナンバー♪
という事で(何が?)せっかくのコラボ作品なので歌を合体してみました(こらっ)
襲いくるデーモン一族を倒したものの、続いて現われたハイティーンナンバーに苦戦する009とその仲間達。
能力の差を豊富な経験とチームワークでカバーするが、ぶっちゃけ能力は新型ゆえにおおナンバーよりも上、そのうえに全員が加速装置と自己修復装置を備えている為、どうしても押される展開となります。
一方、ブラックゴーストの基地に攫われた美樹を救う為、乗り込んできたデビルマンの前に現われる「サイバネティックデーモン」
と、ようやく両者それぞれの戦いが始まります。
この「サイバネティックデーモン」ですが、0015ことエバの弟セトとデーモン一族のアトゥンと融合したものなんですね。
つまり不動明+アモン=デビルマン対エバ+アトゥン=サイバネティックデーモンという似たもの同士の戦いといえるかも知れません。
いや~っ、長かったですね。2巻で影の薄かったデビルマンですが(おいおい)ようやく出番が(涙)・・・でも最終巻なんですよね。
無益な戦いを止めようと、エバは「アンチエネルギー」を照射して、ハイティーンナンバーやアトゥンの細胞を弱めようとするが、その影響アトゥンは消え、天使(?)姿となったセトが現われます。
これで、ある意味デビルマンと009という作品のラスボス的な存在の天使と両者が共闘するという、理想的な展開になるんですけど、ハイティーンナンバーがセトに倒されるだけで、結局エバの呼びかけにセトが消えてアトゥンが復活する流れになるんですね。
なんか、ここら辺の展開が、時間がないので急いで結末をつけたかったように思えて仕方がないんですよ(クセ)
この後、復活したアトゥンは、009とデビルマンの合体攻撃で倒されます。
そして両者とも、新たなる戦いを予感させて物語は終了しますけど、このラスト近くの駆け足感が残念というか、マイナスポイントでした。
作品としては、まったく絵柄の違う2本をコラボさせて、しかも予想以上に違和感の無いアニメになっていて、面白かったですが、やはり、この倍の長さでじっくり観せて欲しかったというのが、正直な感想です。