waku さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
感想、その後考察 超長文 ※ネタバレあり
たまたまHuluにあったので2周目みた
相変わらず面白い
初見だと主人公の友達に後半までずっとイライラしそうですね
まぁ彼の気持ちを知ったうえで見ると感情移入できてそこも面白いんですがね
SAMMY(主人公のアンドロイド)が突如買い物の途中で寄り道したとこから始まる。
ロボット三原則これはもともとSF作家のアイザック・アシモフが作中に書いたロボットが守るべき原則なのですが
第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条
ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条
ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
これは見ての通り第1>第2>第3という風に第一を最優先とした原則ですね
例)絶対家からでるなと命令→家を出る→出た瞬間車にひかれる
といった場合マスターの命が最優先になる、これは第一条のその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
つまりは見逃してはならないということですね
第三条の自分の命第二のマスターの命令を無視して助けに行くことになりますね
作中で描かれた三原則なのに今のロボ工学でも使われてる三原則なのだそうです
イヴの時間もこの三原則が良く飛び交う作品でした
世界観の説明
アンドロイドは人間と完璧に似ていて見分けは頭にリングがあるかないかくらいですねだからこの世界では頭のリングは絶対にとってはならない
イヴの時間という喫茶店では
「人間とロボットを区別しない」という看板があります
それによってイヴの時間ではアンドロイドはリングをとっているのですが
しかし看板だけでは作られる過程で与えられたであろう命令はさすがに消せませんよね
これは劇場版の最後で説明されてるのですが
この看板には「1138」これは命令を上書きするコードのようですね
しかしイヴの時間の中でしか発動しない
イヴの時間の外にいったらほかのアンドロイドみたいに無表情になる
しかしSAMMYだけは表情豊かに外でも暮らしてる
ちなみに作中顔が赤くなったアンドロイドもSAMMYだけでした
テックス(主人公の友人のロボ)が乱入したときも陰で泣いてるような(過去隠してましたが)しぐさがありましたね、あとはSAMMYの記憶に最後にでてきた意味ありげな白髪のおばさんがいた場所とかもあったので
そこからSAMMYは特別に実験用に作られた個体
主人公の父親もハウスロイドの仕事ってことしかわかりませんが何か関係してたら繋がりますね
あとはなぜテックスはこの場所を知ってたのって主人公が最後に聞きますが
店主が「常連なのにまだわからないの?」みたいな意味深なこと言ってましたね
SAMMYが呼んだか「1138」あたりとは思うんですが断定はまだ難しいな。テックスなら主人公の友人のお父さんから場所のデータくらい盗めただろうけど店主の言葉的に違うだろうしな
あとはSAMMYの服だけが毎回違う家にいるときは同じだが髪型は変えてるSAMMYちゃんかわいい
ちなみにこの作品での三原則を利用したとこすごい好き
第一条のロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
これにより言うと主人公が傷つくから嘘をつくってのいい設定って思いました
ロボットも嘘をつく 正確に物事を伝える機械って訳でもないということ
実際はどうか知りませんが確かに!とは思いましたね
あとはテックスの第二条 父親にしゃべるなと命令されてる
この世界ではロボットは子供の命令より親の命令のが上位命令という判断らしい
しかし主人公の友達に危険が及んでしゃべりだしたときはうるっと来ました
第二より第一条か!って気づくシーンとか、おぉって思いましたし
ロボット三原則に従ってるだけなのに感動するっていい演出ですね
これ見てる人は見たことある人だろうけど
内容うる覚えだったら見てみてもいいかもしれませんね絶対また面白いって思うはずですので