いしゆう さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
”サンタ・マリアの名に誓い 全ての不義に鉄槌を!” こんなセリフが飛び交う世界へようこそ。
あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2010年7月~2011年6月(OVA)
続きになるので先にTVシリーズをご覧ください。
Ⅰ期で登場した
地球で一番おっかない女の上位三人の一人
”メイド服のロベルタ”の仕える
ラブレス家当主ディエゴが凶弾に倒れた!!
復讐のためベネズエラからロアナプラに再上陸したロベルタ!
ロベルタを追ってガルシアも上陸
混乱の中 エダ 三合会のチャン
ホテル・モスクワのバラライカ
コロンビアマフィアたちが動き出す
勢力拡大や漁夫の利を狙うなど 色々な思惑が交錯する中
ガルシアとロベルタは再び出会えるのか?
ロックはロアナプラで何を目指すのか?
そして 最後に笑うのは誰なのか? 必見です!
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◎感想
以下のポイントに絞り紹介します。
〇セリフ
ダークな非日常で展開される
暴力的な描写に飛び交うセリフの数々は強烈な毒!
そんな 汚い言葉も聞いている内に
段々麻痺していく自分が怖かったですが
彼らのセリフは主義主張を曲げない性格と重なり恰好良いんです♪
クールな世界観に合っていますし ぜひ堪能してください。
わたしの好きなセリフ たくさんあるけれど二つ紹介します
{netabare}”ぼくらは悪くない 誰もが皆そう思ってる。
だから 殺し合いは終わらない・・・。”{/netabare}
あの幼いガルシアから出た
すべての争いの核心を突くこのセリフには心打たれました。
{netabare}”私の会社をなめるなよ?チンピラ”{/netabare}
ロアナプラで1.2を争う巨大組織のチャンに対して
エダが言ったセリフです 姉さんの裏の顔コワい!
まさに弱肉強食 この作品にピッタリのセリフですよね。
〇感情
普段は冷静で感情をけっして表に出さない彼女たちが
Ⅲ期では心の奥に閉まっていた本音や感情が溢れるところは必見です。
{netabare}
世の中は損得勘定で動くと達観しているレビィ
損得勘定で動かないガルシアの純粋さを挑発しますが
逆にファビオラに心の寂しさを指摘され感情をあらわにする場面
そして 常にホテル・モスクワの大幹部を演じていたバラライカが
今の境遇に対して発した言葉
”我が部隊も国と場所は違えど
貴方と同じものを見 同じ戦闘を戦った。
だが少尉殿 それならばなぜ
なぜ貴軍と我々はこうまで違ってしまったのだ?”
Ⅰ~Ⅱ期では殺すか殺されるか
そんなドライな思考を持っていた彼女たちが初めて見せる
現状への不満と不安!
これまで機械のように冷たく感じていた彼女たちが
少し温かく感じとれ ますます愛着湧きました♪。
{/netabare}
そしてⅢ期の物語の軸 ガルシアとロベルタ
この二人は切なかったです
{netabare}壊れていくロベルタに対して
最後まで自分の思いを曲げず信じたガルシア
最後の場面は 新しい当主としての技量も垣間見えて
少し大人に成長した顔も見れて安心しました。{/netabare}
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◎最後に
この作品の主人公ロックについて
Ⅰ期ではまだ汚れていないロック
Ⅱ期でも覚悟の無さを雪緒に見透かされ
それでもロアナプラに残ることを決めたロック
色々な選択肢から選んだ結果がⅢ期のラストに繋がっていく
正直この結果は好き嫌い分かれると思います。
{netabare}最後ファビオラから
”この町で一番のくそ野郎”と言われますが
このセリフ ロアナプラでは誉め言葉かなって思いました
これからロックがラグーン商会でどのような活躍を見せるのか
ロアナプラでどのような悪に染まるのか
観るの怖いけど少しだけ楽しみかな♪。{/netabare}
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ついに Ⅰ~Ⅲ期まで見終わりました!
毎回内容が濃くて 刺激も強いこの作品
時々 興奮して寝つきが悪くなることもあり 正直ビックリ。
それ位 わたしの感受性の範囲を超えてしまった作品でした
この危険な熱量に興味が湧いた方 ディープな世界へようこそ
わたしは一切責任持ちませんが
お気をつけて いってらっしゃいませと笑顔で送り出します♪。
以上 最後までお読み下さりありがとうございます。